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18年度確定申告総括

2007 - 03/19 [Mon] - 01:08

 いや~、確定申告やっと終わりましたね。今年はいつになく仕事の進みも順調で、しかも暖かかったせいか体調もよく過ごすことができました。今年の話題はやはり初めての電子申告、ということになるでしょうかね。

 
 実際にやってみて感じたことは、基本的にはやはり電子申告は強力な道具になるということでしょうか。特に納税地が離れている顧問先の場合は、ですね。もちろん税理士さんによっては自分が所属している税務署も遠い、という方もおられるでしょうから、そういう税理士にとっては電子申告はとても役に立つものでしょう。しかも来年の申告からは添付書類の提出が不要になります。これは国税から「電子申告をしろ!」と言われているようなもので、わざわざ添付資料を貼り付けて税務署に受付印をもらいに行く、という今までの業務の流れががらっと変わる可能性が高いですね。


 もちろん顧問先(私はどうしても自分の顧客を「クライアント」と呼ぶのが苦手です・・、いや横文字全般が嫌いです(笑))が電子申告に同意してくれれば、という前提がありますが、今回やってみて思ったことですが、単純に税理士業務の改善として我々自身が取り入れて行くべきではないかと思いますね。確かに今年の確定申告においては電子申告を行った後で添付書類を別途提出する必要があり、これが結構邪魔くさかったのは事実です。電子申告を行うのであれば、電子処理だけで終わらないと意味がないんですね、本当のところ。


 これは一般の民間企業などで行われている業務の改善を行う際の鉄則ですが、「同じことを2回行わない」というのは業務改善を行う際の重要な点で、今年の電子申告に関していえば紙で提出すれば一回で済む作業が電子申告を行うことで電子による提出業務と、添付資料の提出業務という同じ顧問先の申告業務を2回行う必要があったわけで、これは正に業務を改善するどころか煩雑にする原因となってしまいました。しかも添付資料に同封する送信書には電子申告の受付番号を確必要があり(別に書かなくても処理は行われたようですが)、添付書類を電子申告に先立って提出することもできず、めんどくさいことこの上なかったですね。


 まあこれが来年からは無くなるわけですから、電子申告は格段に容易になります。もちろん今まで提出が当たり前だった各証明書類を提出しなくなるとなれば、当然不正申告は増えると思います。これは国税側も承知でしょう。しかも添付書類の保存期間は3年ですから、提出後3年間税務署から問い合わせがなければ逃げ切れるわけです。しかし逆に言えば、多少の不正には目をつぶってでも電子申告の普及をはかりたい、という国税の強い意思表示とも理解することができますね。


 しかし今年の電子申告は、実質的な電子申告元年ということもあるからでしょうか、いくつか問題点もありましたね。開始届の処理に時間がかかることは以前指摘しましたが、それ以外にも例えば還付が早いと聞いていたのに署の中で処理が止まって還付が行われなかった、とか、ソフトの不具合で株式の譲渡に関する明細書が電子で提出できなかった、とかトラブルがありましたね。


 まあ還付手続きが止まっていた件やソフトの不具合は初年度だから許してあげます。実害がそれほど多くなかったもんですから。しかし還付に関しては顧問先に「今年は還付が早いですよ」と言って電子申告を勧めた手前、蓋を開けてみれば肝心の税務署内部で処理が止まっていたとは誠にお粗末な話ではあります。実は顧問先から「あれぇ、いつになったら還付されるのぉ?いつまで経っても返ってけえへんでぇ。」と問い合わせを受け税務署に確認したところ、管理徴収では「いや、いつでも返せる状況ですが、所得の方で審議になってまして止まってます。」とのこと。「うそ~ん」と思って所得に「なんか内容に問題ありましたぁ?」と問い合わせると「申し訳ありません、申告には何の問題もないのですが、なぜか手続きが止まっていました。もうとっくの昔に還付されてると思っていました。」と言われる始末。何じゃそりゃ、の世界で笑ってしまいました。


 ソフトに関しては、やはり今年は複雑な申告の方を電子申告しなくてよかったです。実は株の譲渡の明細書の譲渡株式の取得日がどうやっても不正なデータに変換されてしまい、スムースに電子申告できなかったのです。この程度のことで止まってしまうのでは話になりませんのでソフトメーカー、国税共にソフトの改善を行っていただきたいと考えますが、現状ではやはり簡単な申告だけを行うのが正解なのではないでしょうか。


 まあ今年の様々な問題点を踏まえて、更に良い電子申告システムが構築されていくことを願ってますね。本当は個人的には所得税よりも法人税の電子申告の方に魅力を感じているのですが(理由は法人の方が提出する役所数が多いのと、添付書類がないから)、法人の方も今年からは税理士の電子証明だけで行けるようですから私としてはこちらを強力に推進していきたいですね。まあ前述した銀行の問題はあるのですが、銀行さんにもしっかりと電子申告に付いてきてもらえるように期待したいですね。

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