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相変わらず下手な日本の外交

2007 - 03/10 [Sat] - 11:25

 北朝鮮問題、日本は相変わらずへボイ外交をしていますね。過去の教訓が全く生かされてないというか、何というか、またしてもアメリカに頼り切って強気の外交を展開していた矢先、頼みのアメリカは共通の敵であったはずの北朝鮮と仲良しになってしまって、気が付いたら日本だけ拳を振り上げて後ろには誰もいないという構図です。


 今まで同じようなパターンが何度もあったのに、本当に日本の外交ってバカですね。全然実を採ろうとしない。国内に対する対面ばかり気にして、対外的な面から見て何も得をすることがないことに一生懸命になっています。もやは潮目は拉致事件ではなくなっているにもかかわらず、いまだに国内向けのパフォーマンスから「拉致の解決無くして国交正常化無し」などという空言を繰り返し述べるだけ。


 日本は、日本が国交正常化しなければ北朝鮮が困るだろう、という算段があるみたいですが、北朝鮮からすれば別に交渉相手は日本だけじゃないんだから日本が話に乗ってこないのなら他の国と話そう、というそれだけのことです。そしてどんどん日本だけが国際的に見たら核保有問題などと比べれば遙かに大した問題ではない拉致問題に固執して孤立していくという流れになっています。


 以前にもブログに書きましたが、日本国民にとって拉致問題は大きな問題ですよ。私だってこんな酷いことが有るんだろうかと思うくらい酷い事件だと思いますよ。しかしこの問題を国際的な視野に立って見た場合、ほんの数十人の国民が外国のスパイみたいな連中に拉致されたという事件が、一体どれほどのもんやねん、それがどうした、何で日本はそんな小さな事にこだわっているんだ、ということも事実だということは日本人もしっかりと認識しておく必要があります。その意識がないから国際舞台での潮目の変化を見落としてしまうのです。


 だって冷静に考えてみて下さい。日本は島国だから海を隔てた外国からスパイがやってきて自国民が数十人拉致されると国際的な大問題だ、と捉えます。しかしそんな程度のことは地続きの大陸の国々からすれば日常茶飯事でしょう。自分の意志で国境を渡る者、捕られて国境を越える者、理由はいろいろあれど不法に国境を越える人たちなど数えだしたらキリがないほどなのです。ましてやアメリカから見れば、イラクで千人、二千人が戦死しているという状況の中、何十年前に何十人かが北朝鮮に拉致されたこと、そんな小さな事で騒ぐな、というのが本音でしょう。韓国にしても離散家族の方がずっと大きな解決すべき問題ですし、中国は中国で北朝鮮の状況を改善して脱北者を何とかくい止めることの方が対北朝鮮問題としては大切でしょう。


 挙げ句の果てには従軍慰安婦問題。一体アメリカは日本に対して何がしたいのでしょうか。いつでも日本は国際舞台でアメリカに梯子を外されてばかりです。いつになれば日本はアメリカが日本の味方でないことを学習するのでしょうか。従軍慰安婦問題など騒いでいるのは朝鮮や中国しかいません。ではなぜ今頃従軍慰安婦問題なのか、そこにはこれらの国々からのアメリカ議会・政府への働きかけがあったことなど容易に理解できるはずでしょう。そこまでアメリカが中国、朝鮮よりに傾いてきているのに、何の後ろ盾もない状態で日本は相変わらず拉致、拉致と叫んでいるのです。もう日本はバカ丸出し。何でこんなに国際的視野に欠けた交渉をするんでしょうね。


 押してダメなら引いてみな、といいます。今の状況では拉致問題は押しても全くダメな問題なのです。しかし引くといっても譲歩するわけではありません。ただ今は拉致問題をくり返し北朝鮮に主張しても全く意味がありません。意味が無いどころか国際的には柔軟性のない国として日本が認識される恐れすらあります。だから今は日本は黙っておけばよいのです。黙って北朝鮮の弱みをシクシクと突いていけばよいのです。国交正常化を理由も述べず遅らせればよいのです。日本の物資や金が欲しければ向こうからやがてすり寄ってきます。すり寄ってこなければ北朝鮮にとって日本はその程度の国なのですから、陰湿に経済制裁を続けておけば良いだけのことです。黙って兵糧責めにすればよいのです。北朝鮮が嫌がることを黙ってにこやかに進めておけばよいのです。


 アメリカを含めてまっすぐな筋やまともな話が通じない諸外国の政府と日本政府は直球勝負を挑む必要などないのです。相手が卑怯な手を使うのであれば、こちらも卑怯な手をどんどん使えばよいのです。何で日本だけが清廉潔白な交渉をする必要があるのでしょうか?外交政治とはすなわちどんな手を使ってでも日本という国家にとって有利な条件を引き出すこと、或いはお互いが同程度に得をする交渉をまとめることです。直球が有効でないなら、変化球、危険球、牽制球や隠し球でも何でも良いのです。いちいち相手の変化球に驚く必要はないのです。そんなのは無視(見送り)すりゃあいいのです。


 国際的なルールや法律などあってないようなものです。アメリカが「フェア、フェア」と主張するからといって、それを真に受けて日本がフェアな外交を目指す必要などありません。もとよりアメリカの外交など恐ろしく利己主義で国際的には全くフェアなものではありませんから、そんなアメリカの話を真に受ける日本もどうかしています。日本には武士道に憧れる風潮が今でもあって、「卑怯なことはしない、嘘はつかない、自己責任は果たす」というものをあらゆるもの、特に社会的地位の高い人たちに求めようとしがちですが、そんなことが通用したのは狭い日本の国の中だけの話なのです。国際的に見れば綺麗事で交渉が進むことなどあり得るはずがありません。高度な国家間の損得計算の摺り合わせが交渉の肝なのです。当然その過程においてはある一部の自国民の利益にならない交渉内容も含まれてしまうこともあるでしょう。


 そう考えていくと拉致問題も日本の外交においてはあくまで北朝鮮に対する一つの交渉カードであるだけの話であって、国家間の交渉を行う場合における解決すべき大問題ではないのです。今北朝鮮との交渉で必要なのは、核廃棄問題、食料支援問題、エネルギー問題、経済問題、こういったそれぞれの問題に日本がどういう姿勢を個別に示し、その代わりに北朝鮮からも日本にとって有利な話を引っ張ってくるか、そういう問題です。そういう状況にもかかわらず、拉致問題を解決しないと一切の交渉に応じない、などと言ってみても何の進展もありません。正に今の日本の外交は木を見て森を見ず、そういう状況に陥ってしまいにっちもさっちもいかない状況です。


 もっと日本はしたたかに、にこやかに机の上では握手をしておきながら机の下ではナイフで相手をざっくりと刺す、そういう相手が恐れる卑怯な交渉も行わないと絶対にダメです。いつ見てもテレビに出てくる日本の外交官は賢そうで紳士そうな人ばかりで、押しの強さは全く感じられません。もっと顔がでかくて、体もがっしりとして背も高い、そういういかにも押しの強そうな外交官を交渉役に立てることはできないのでしょうか。それとももしかして第二次世界大戦の戦勝国、特にアメリカとの間で、そういう交渉上手な外交官を国外交渉で使ってはならないという密約でもあるのでしょうか。


 まあアメリカとの取り決めにはこれくらいの卑怯で日本にとって不利な内容もありそうな気がしますが・・。いずれにしてもまあ何をやっているのか分からない安部政権の外交ですね。

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