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「リスク」を「経費化」する

2013 - 05/13 [Mon] - 14:57

 どのような事業を行なっていても、必ず資金が回収できないリスを伴います。今日もお客さんとお話をしていましたら、不動産を貸し付けるにあたって、現況はなかなか借り手が見つからないのですが、じゃあ賃料を下げて貸したらよいかといえば、賃料貸し倒れのリスクが高まるのでそれは止めたい、というお話がありました。

 不動産貸付のような場合でしたら、確かに回収不能のリスクは大きな問題になってしまいますが、普通の事業を行う場合においては「リスク」の捉え方によって、経営判断は大きく変わってくるように思うのです。

 今日は猛烈に天気がよくって、お客さんのところへ行ったついでに、以前から興味があった遊歩道が近くにあったのでそこを歩きながら「ああ、いい天気だなぁ」なんて思いつつ、その遊歩道にあるベンチに座ってこのブログを書いています。余談ですが(笑)。

 で、話を戻しますと、売上金や貸付金が回収できないことはたしかにリスクです。リスクなのでその危険性を可能な限り減らしたいという考えはよくわかります。しかし、どのような事業を行なっていたとしても、そういう経営上の様々なリスク、特に資金流出を伴うリスクをゼロにすることは不可能だと思います。

 売上金を回収できないリスクはもちろんのこと、将来の収益アップを期待して資金を注ぎ込んだことがうまくいかないで損失をふくらませてしまうリスクもあるでしょう。そういうリスクは、事業を行なっている限り必ずつきまとうものです。

 であれば、そのリスクを「経費」と考えてみてはどうかと思うのです。きっとそう考える経営者もたくさんいると思いますが、資金の出入りだけで事象を捉えるのであれば、売掛金が回収できないリスクも、投資した金銭が実を結ばないリスクも、結局のところ電話代や家賃を払うのと同じように資金の損失(流出)を伴うだけの話なんですから、そういうリスクも「経費」だと思えばよいわけです。

 リスクを、電話代や家賃と同じような「経費」だと思えば、リスクをとることに対するイメージが少し変わってきます。貸し倒れなどのリスクだと思えば、一円でも惜しいと思いますが、それを一定率発生しても仕方がない経費だと認識するなら、「経費」なのですからどーってことない話になってくるのです。

 そう考えれば、新規事業への投資や、今までやろうとしても出来なかった物事に対する心配が軽くなってくると思うのです。もちろんその「リスク」を「経費化」させるわけですから、「どれくらいの『経費』が発生するのか?」という事前の見積もりは大切です。そしてどんな経費でもそうですが、ただ経費を垂れ流すだけではダメです。

 しかし、今の時代「リスク」を恐れるあまり経営者が臆病になってしまって、せっかくのビジネスチャンスを逃しているとしたら、ここに書きましたように、極度に「リスク」を恐れるのではなく、その「リスク」によって生じる損失、資金流出を新しい事業を成功に導くための「必要経費」であるとみなすことが出来れば、考え方も変わってよりアグレッシブに事業経営を進めることができるのではないかと思ったりもします。

 ま、「リスク」にしろ「経費」にしろ、資金的な損失を伴うのは事実ですから、きちんと資金管理だけはしていただいて、しかしながら、極度に「リスク」を恐れることなく、多少の損失は「必要経費」である、と考えてみてはいかがでしょうか。

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