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スマホやタブレットでTVを見る!

2013 - 05/08 [Wed] - 00:41

 数日前の日経の朝刊のトップニュースに「スマホでテレビ放送が見られるようになる!」みたいな記事が出ていましたね。スマホやタブレットで地上波などのテレビ放送を見ることができないのが謎で仕方ありませんでしたので、大変興味を持ってこの記事を読んでみました。

 ・・ところが。読んでいますと「なんじゃこりゃ?」と文句の一つも言いたくなるような内容の記事。スマホでテレビを見ることが出来る仕組みをかいつまんで説明しますと、「家のテレビで放送を受信 → テレビからインターネットを経由してスマホで視聴」という流れ。なんで家のテレビを介在させる必要があるの?

 こんな仕組みを考えるのなんて、ホント、日本人らしいですよ(笑)。ある意味日本人の一番いけない部分が出てますね、これは。私はいま自宅で、無線LANを使ってテレビ放送を家中に飛ばし、好きな所でTVを見ることができる、っていう機器を使って家の中でパソコンやスマホを使ってテレビを見ていますが、記事によれば、今回の新しい技術もその応用なのだとか。

 つまり、家の中では私が使っている機器と同じように、チューナー経由の放送をWi-Fiを通じてパソコンやスマホに送り、外出した場合にはインターネットを経由して受信する、という仕組みなのだそう。でもこれ、最初に書きましたとおり、家の中や外出先でスマホでテレビを見るとしても、テレビチューナー経由って意味ないと思いませんか?

 なんで外出先でテレビをネット経由で見るために、自宅にそれに対応したテレビを買わなきゃいけないのか、その意味がぜんぜんわかりません。別にいま私が買っているような専用の機器を使えばいい気もするし、それより何より、単純にネットに地上波テレビの放送をストリーミングで流せばいいだけのことなんですよね。

 こんなめんどくさい仕組みを考えたのは、単純に日本のテレビ局は今まで大金をかけて用意した電波による放送設備の償却が終わるまでは意地でもネット配信を拒みたいのと、そして電波によるテレビ放送システムを維持することによって、既得権益を何が何でも確保したいという思惑があるからでしょうね。

 だから放送局から番組を最初に受信するには、必ず電波を受信する「テレビ」を介在させたいわけです。で、そこから先はネットを経由して放送を見ようが、家の中で無線LANで飛ばして見ようが、「そんなもん、どっちゃでもええわ。好きにせいや」ということなんでしょう。

 それと、当然ですが、テレビを介する仕組みを作り上げた背景には、今までの放送の発展に多大な協力をしてくれた家電メーカーに恩恵を分け与えるための意味もあるでしょうね。でも、どっちにしても、これらの仕組みを作り上げた理由には、「ユーザーのニーズやメリットを最優先に考える」という姿勢が全くないことは明らかですよね。

 ユーザーのメリットを最優先で考えるなら、そんなものテレビ放送を直接ネット経由でスマホやタブレットで受信できるようにするのが当たり前のこと。それが一番シンプルで、いずれ世の中の標準になるのは当たり前のこと。でも日本の放送業界は、敢えてその「シンプルな」方法は選択せず、わざと自分たちの利益を確保するために複雑な機器を開発して、それをユーザーに買わせようとするわけです。

 ダメだなぁ、本当に日本のテレビ業界は。もう日本における既得権益死守の一番いやらしい動きを目の当たりにしているようですね。もし仮に、こういった仕組みを創りだした理由として「ネットでのトラフィックの問題」を指摘するのであれば、それもおかしな話なんですよね。

 だって家で受信したテレビ番組を、インターネットを経由して外出先でテレビを見るわけですから、結局のところネットに負荷をかけることには違いがないのです。みんながこの仕組を使って外出先でTVを見るようになれば、ネットのトラフィックが著しく悪くなるのは当然で、だったら最初からネットにテレビ番組を流して直接スマホやタブレットでテレビを見れるようにしたって一緒じゃないか、って話になると思うんですよね。

 ホントにくっだらないですね、日本のテレビ業界は。すでにラジオはネット放送をしているのに、テレビだけがそれをできない理由なんて、本当はなにもないはずですからね。もう今回の記事を読んでいても、日本のテレビ業界は、自分たちの既得権益を守るために必死ですね。もう気分が悪くなるほどに、必死過ぎます。

 ま、でもこんな仕組み考えたって、ユーザーの方がずっと先を走りますよ。こんな、自宅のテレビを経由しないとネットでTVを見ることが出来ないなんて、そんなバカげた仕組みにユーザーが乗ってくるはずないですよ。家電メーカーも、テレビの需要を掘り起こそうとして3Dだの4Kだのと、高品質なテレビ開発に必死ですが、その製品開発がユーザーのニーズに合致してなかったら何の意味もないんですよね。

 今時数十万円のテレビなんて、余程の物好きじゃないと買いませんよ。今のハイビジョン放送だって、十分満足しているんですから、それ以上高画質・高機能でテレビを見る必要性をほとんどのユーザは感じていないはずです。高品質・高機能に走りすぎて、結局売れない製品開発ばかりしてきたのは、今まで日本メーカーがやってきた家電、携帯電話での過ちと同じこと。日本の家電メーカーはまた同じ事を繰り返し、そして自分たちの首を締めるだけなんですよね。もっとユーザーの方を見なくっちゃ。

 ユーザーニーズを見ないで、自分たちが勝手に妄想した「売れる製品」を自慰行為のように作り出しているのが日本の今の家電メーカーの姿です。テレビ業界もその方向に向かっていっているようで、こんな自分本位なことばかりしていれば、やがてテレビを見る人はもっと少なくなり、結局テレビ業界もスポンサーから資金を集めることができなくなって自分たちの首を締めるだけです。

 テレビ業界は時代の流れに完全についていけなくなってきていますよね。ネットと融合すれば、それこそ無限にテレビ放送の可能性は広がっていくのに、自らその可能性を拒否し続けることで、結局ユーザーから相手にされなくなっているわけです。

 みんな本当はテレビを見たいんですよ。ただ今の使い勝手があまりにも悪すぎるので見たい番組を見たい場所や見たい時間に見られないから、結果的に見てないだけなんです。その解決はなにか、と言えば簡単じゃないですか。まずは、どこでも高画質の放送を自由に見られること。そしてもうひとつはオンデマンドや録画機能で好きな番組を好きな時間に見られること。これですよ。

 そしてこれを可能にするのは、もはやテレビ放送局のハードと電波ではありません。そりゃネットとパソコン(サーバー)を使うのが、一番てっとり早くてコストも安く済む方法です。衛星放送なんて、完全に時代遅れの産物になっちゃうでしょうね。もちろんネットインフラの問題はありますが、何れにしても近いうちにパンパンになってしまうので、それは別途技術革新が進んでいるので、それは専門家に任せればいいだけのこと。

 テレビ業界がそれをしようとしないのは、単純に彼らの金儲けのためだけであって、ユーザーの利便性を高めるためではありません。でも、ユーザーもそういうテレビ業界のエゴにはかなり気付いていますので、あまり「電波とテレビ」に固執していると、やがて気がついたら新興のネット放送局に市場を席巻されていた、なんてことになっちゃうのではないでしょうか。

 ビジネスにおいては、特にこの早く変化する時代には、サービス提供側のエゴはユーザーに見透かされ、総スカンを喰らいます。テレビ業界は、そろそろそのエゴを捨てて、ユーザーのニーズに応える放送に舵を切るべきタイミングに来ているのではないかと思いますねぇ。

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