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顧問先が「民商に行きたい」と言ったら?

2007 - 03/02 [Fri] - 02:09

 そうそう、我々の依頼者でもう一つ困ったことを言うパターンがありますね。それは例えば私たちが税金を計算して差し上げて説明しているときに、「そんな高い税金払われへん。何で払らわなあかんのかわからん。おたくでどうしても下げられへんのやったら民商行くしかないわ。」というパターンですね。

 これまた駆け出しの頃は、民商という組織がどんなものか分かってないものですから、「民商行ったら税金ごっつ安なるらしいで。あんたそういう風にできへんの?」と言われるととても自分の無知を恥じ、そして民商というところはそんな凄い知恵を持っているのか、と驚嘆したものでした。

 今ですか?今はもしお客さんに先ほどのように「おたくで安ならへんのやったら、民商行くわ。」と捨てぜりふをいわれると「ああ、どうぞ。」と何の躊躇もなく言えますね。大体民商なんてそもそも日本という国家が定めた税法という法律を守るつもりがない、或いはそれを壊してやろう、と考えている人たちの、いわば国家反逆的思想を持った方々の集団なのですから、我々税理士と相容れるわけがありません。

 我々は法律を守ることを是とする思想の下で仕事をすることが求められている専門家です。だから民商とは全く考え方が違いますから、顧問先が民商に魅力を感じているのであれば、私もそんな顧問先とまともに話をしたいと思いませんし「いつでも顧問契約止めてくれてええよ」と言いたいくらいです。

 「民商行ったら税金安なる」っても、そんなん、そもそも税法を無視してめちゃくちゃな会計で適当に税金を算出したり、税金が出ないような申告書を適当に作ったりしてるわけですから、そりゃ税金は安くなりますよ。だって単なる脱税行為ですもの。

 これはまあ税務署の方々といろいろな話をしていれば、民商という組織がかつてどれほど酷いことをやっていたのか、と言うのは大体教えてくれます。今でも3月になると税務署で沢山の人を集めて訳のわからない主張をくり返す光景はその頃の名残でしょう。あの主張を聞いているとあまりの内容の甘さと非現実さに私はいつも「アホか」と思ってしまいます。

 もちろん戦後すぐの頃の世の中の訳がわからない状態で、国家権力を背景に理不尽な税務を行っていた税務当局とそれに必死で抵抗する抵抗組織が対立してしまうことにはある意味避けられない状況もあったのでしょう。しかし昔は昔、今は今です。

 今この時代に特別な思想を持って国税当局と闘うことにどんな意味があるのか、私には正直理解できません。また皆が後ろ向きな思想に取り憑かれており、物事を肯定的に前向きに捉えようとしない考え方には私個人の思想とも全く相容れるものがありません。

 それに民商なんて以前消費税の納税義務者が課税売上高1千万円まで引き下げられたときに、そのホームページで「こんなことされると私たちは税理士にも消費税計算の報酬を沢山払わないといけないし、何でこんなに酷い目に遭わなければならないのでしょう」という趣旨の文章を書いていることがありました。

 これを読んだとき「何で税理士まで悪者にされなきゃいけないんだ?そんなこと俺達が知るかよ。これじゃまるで政府と税理士が手を組んで消費税の課税対象を引き下げさせたような言い方じゃないか。それに税理士の報酬が高いと思うのなら、自分で申告書書きゃいいじゃないか。俺達に文句言うな!」と思いましたね。まあ民商から見れば税理士もお上の手先のような扱いです。

 とにかく一事が万事こんな調子です。「弱者の味方」と言えば聞こえはいいですが、やってることはめちゃくちゃ。だからそんな民商が良いと思っている方々は、どうぞ民商へ行って下さい。そんないつまでも虐げられて文句言ってるような下の下のレベルの組織やそんな思想に同調して上を見ようとしない方たちと交わっていると一生そのレベルから上に上がることはないです。これは本当にその方達のために断言します。だからそれでもよければどうぞ民商に入ったらいいんじゃないでしょうか。

 私はより上を目指して頑張っておられる方々の力になりたいと常々思っています。上を見たくない人、或いは上に上がる努力をしないで下に這いつくばって、そこからしか上を見ないで「上の連中は狡い、卑怯だ、不公平だ」などと被支配者意識丸出しで不平不満ばかり言っているような方々のお力には私はなることはできないと思います。

 だから私は民商に行きたいと顧問先が言い始めたら全く止めるつもりなどありませんし、冷たいようですがそこでその顧問先の商売が更に悪くなろうと、生活に困ろうと、そんなこと私の知ったことじゃありません。日本は資本主義、自由主義の国、文句ばっかり言って努力しない人と上を目指してひたすら頑張っている人との間に差ができるのは当たり前です。

 とにかく人間が生活していく上で最も大切なのは、健全な思考を持つことです。健全な思考を持つことは自分の夢や願望を叶えてくれる最短の近道であり、逆に健全な思考を持っていないと生活状況を改善することはまず不可能です。だから本当は今どれほど悪い状況あっても、思考だけは健全でないと絶対に上に上がらないのに、先ほどのような不健全な思考をしているとそこから這い上がることなどまず絶望的です。

 つまりご自分の思考が今の状況を作り出しているだけであって、ご自分でそれを変えようとしないとどうしようもないのです。本当は誰もあなたを助けてはくれないのです。自分を助けられるのは自分だけなのです、自分の考え方一つなのです。そこにぜひ気が付いて欲しいのです。

 諺にも「天は自ら助ける者を助く」とありますが、本当にそうなのです。神様は自助努力を行って一生懸命頑張っている人にだけ手をさしのべてくれるのです。自分で何もしようとしないで文句ばっかり言っている人に誰が手をさしのべてくれるでしょうか?それは神様じゃなくて、周りにいる人達だって一緒ですよ。誰が文句しか言わない人を助けてやろうと思うでしょうか?そんな人がいたら「いつまでも文句ばっかり言ってろ!」って相手にしませんよね?

 それにうちの事務所には「民商なんか税務調査の時何の役にも立たんかった。あんだけ民商入ったら税金払わんんでええで、言うといてなぁ。」と言って民商に愛想を尽かして相談に来られる方が多くいらっしゃいます。そりゃそうです、元々法律を守っていない申告書なのですから税務調査に来られて法律論で攻められると民商や納税者に勝ち目があるはずがありません。

 まあそりゃあ「税金が安くなる」と言われれば誰しも民商に魅力を感じることがあるでしょう。でもそれほど世の中甘くはできてないですよ。前にも言いましたが、経営者の方々は「何でこんな儲かってないのにこんな高い税金払らわなあかんねん。」と言うより、是非とも「まあこれだけ儲けとるんやから、社会貢献として税金も納めなあかんわな。」と言えることを目指して日々経営していただきたいと思います。

 下は見ないで下さい。下を見て満足したり安心したりしないで下さい。経営者たるもの常に上を見て上に追いつけるように頑張る姿勢が大切です。本当にお商売を成功させるかどうかは、経営者の考え方と行動ひとつにかかっています。

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