税理士もりりのひとりごと

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コンサルティングなんてしませんよ・・。

2013 - 03/15 [Fri] - 00:38

 税理士としての私の方針としましては、基本的には「経営コンサルティング」「経営指導」はメインに置きません。私は税理士ですから、あくまでメインは「税務」です。関与先の税金を1円でも安くして、そして関与先に喜んでもらい、満足してもらう、これが第一義的な営業内容です。

 とはいっても、もちろん関与先の経営に関して私自身が感じていることはいろいろとありますよ。「ここをこうすればいいのに」「ああすればもっと良くなるかも知れないのに」と思っていることはいくらでもあります。でも、それは敢えて口にしません。なぜなら一言で言って、それは「余計なお世話」だから(笑)。

 そもそも税理士が仕事を通じて感じている関与先に対する感想、アドバイス、なんて経理の数字を通じて感じた計数的なモノだったり、通り一遍のアドバイスくらいしかないんですよ。それにそもそも、決算の数字を自分で調整しているような関与先だったら、その数字から導き出された様々な経営アドバイスなんて、真面目に行うだけバカみたいなもんですしね。

 また、経営者自身が本心から経営アドバイスを必要としているかどうかだって、こっちにはわかりません。「先生、なんかあったらいいアドバイス下さいよ」と関与先が言った言葉を真に受けて、「そうですねぇ、社長、ここの数字がこうなるようにがんばってみられてはいかがでしょうか?」などと力を込めて言ってみたものの、社長からみれば「アホか、そんな数字の話ばっかりされたって、なんの役にも立たんわ。能のないヤツやなぁ」と思われるだけかも知れません。

 そもそも経営コンサルティングでない私が、関与先の経営にアドバイスや口出しを行うなど、おこがましいにも程があります。税理士としての私にできることは、「如何に税務上有利にできるか?」ということに関してのみです。はっきり言って、私が関与先に対してできるアドバイスはそれが全てと言っても良いです。

 もちろん雑談の中では税務以外にもできる限り関与先にとって役に立つ情報を提供できるように心がけていますよ。何度も言いますように、私たちだってお客さんの役に立ってナンボ、気に入って可愛がられてナンボの商売ですから、ただ税務の話だけを行って「はいサヨナラ」じゃ嫌われるだけですからね。それはもちろん心がけているつもりですよ。

 でも、その雑談として行っている話はあくまで私の業務にとっては脇役、営業トークです。メインは税金の話です。それ以外はないです。だから経営に関するアドバイスについても、よほど関与先から求められない限りは私から積極的に行うことはないです。そこはメインじゃないし、そこの専門家だとは私自身が思っていないからです。

 でも、求められれば私が普段からその関与先に対して感じていることをいくらでも話しますよ。それが役に立つかどうかは分かりませんけど、もし本気で相手がアドバイスを求めていると思えば、私もできる限り真面目に前向きなアドバイス誠心誠意行います。やっぱりアドバイスを行う以上は、ただ批判するだけじゃダメで、関与先の状況を良くできるように話の内容を選別し、そして話し方や話の順番も考えてお話ししなきゃ相手に伝わりませんからね。

 しかし、そうは言っても、所詮税理士の経営アドバイスなんて大したことはできません。税金アドバイス、税務アドバイスならいくらでも関与先の役に立ちそうな情報をお伝えしますけど、こと「経営」に関しては私は専門のコンサルタントじゃないんでできるだけやらないようにしてます。

 余計なことを話して、関与先を惑わせてもいけませんしね。私にはテレビCMに出てくるTKCの税理士さんみたいに「時に厳しいですけど、我が社の経営と成長にとってなくてはならない頼れるパートナーです」なんて言われるようなことはできませんからね(笑)。あの宣伝をみていても不思議に思いますけど、「税理士が一体何を厳しく関与先を指導することがあるの?」って気がしますね。

 そんなもの、経営者なら自分の事業の経営が良くなる方策は自分の頭を使って考えろよ、って言いたいですね。だってご自分の事業じゃないですか。ご自分以上に真剣に事業を良くしようと思っている人が他に一体誰がいるというのでしょう?一番真剣に考えている「自分」の意見をもっと磨き、そして大切にしましょうよ。

 逆にそこまで真剣に経営のことについて考えていない経営者がいるとすれば、そんな人に一生懸命経営のアドバイスを行ってもムダ、意味ありません。「いや、そういう意識の低い経営者に気づきを与えるのも税理士の大切な役割だ」と思う方もおられるかも知れませんが、私はそれはやりません。なぜなら「余計なお世話」だから。

 「他人の意識や人生を変えよう」なんておこがましいこと、私にできるなんて思ってませんし、やるべきじゃないと思っています。これはそれぞれの人の人生観にかかわる話なのかもしれませんけど、私は他人の人生で最も大切なことはその方の「意志」だと思っていますので、そこに他人である私が口を差し挟むことは控えたいと思っています。

 自分の人生を決めるのは自分です。他人の人生を決めるのは他人であるその人自身なんです。だからそれを私は最大限尊重したいと思っています。冷たい、と思われるかもしれませんが、ただ単に「私は他人の人生に口を挟めるほど偉い人でも立派な人でもない」と思っているだけです(笑)。私にできることは税金の話だけです。

 それにそもそも税理士のアドバイスで経営が良くなるなんてあるもんでしょうか?正直言って、そんなことありますかねぇ?税理士のアドバイス程度で良くなるような経営状態なら、それはその経営状態がよほど杜撰だった、あるいは程度が低かった、ということだけじゃないですかね?

 ええ、私は税理士の「経営コンサルティング能力」なんてその程度のものだと思っています。実際、周りの税理士さんを見ていても、第三者に対して的確な経営アドバイスを行える人などほとんどいません。先ほどのTKCのCMのように「厳しく指導」と言ったって、それは所詮会計処理を間違えたときや税務に関する考えが間違えたときにギャーギャー偉そうに文句言っている様子しか想像できません(笑)。だってそれ以外に税理士が「厳しく指導」することなんて何があります?(笑)

 そんなもの経営指導でも経営アドバイスでもなんでもありません。たかが「帳面つけ」の指導です。確かに数字から読み取れる事実というものの中には経営にとって有益な情報があることは否定しませんが、それがすべてであるかのように過信することは間違っています。

 私が自分で事業を行っていて感じることは、やはり経営にとって大事なことは「数字」じゃないです。それよりも「人と人との関係」や「気持ち」「人間的魅力」のほうが遙かに大切です。経営は数字が動かすのではなく、人が動かすんです。決算の数字なんて、所詮会社にかかわる人が一年間働いてきた結果を表しているに過ぎないのです。

 だったら、経営の状態を良くするには、社員さん達にもっと稼いでもらえるように働いてもらうことが一番大切なんです。それが全てなんです。だから私自身、独立して仕事を行うようになってからは経営分析なんてしたことないです。ただ、行うことは「売上が前年より増えているかどうか?」「どういう予算立てにして、それを達成させるか?」ということくらい。それ以外の数字なんてオマケです。

 そう、経営にとって一番大切なことは、「売上を増やす」とか「利益を上げる」と言ったことなんです。それが達成できればシャープだってサムスンの下請けに成り下がることもないし、天下のパナソニックやソニーが赤字に悩むことなんてないんです。それができないからみんなヒーヒー言っているだけで、経理の処理を少し変えた程度で根本の問題が解決されることなんてあり得ないんです。

 ・・だから、私は経営コンサルティングはしません。できません。大事なことは経営者ご自身が、真剣に考えて、如何に社員に気持ちよく稼いでもらえるようにするか、如何にお客さんに自社のサービスや商品をたくさん買ってもらえるようにするか、それだけなんですよ。

 数字の分析なんて、ホントは要らないんです。そんなもの売上が良くなって、利益が出て、そして無駄金使わなければ、経営分析の数字なんて勝手に良くなってくれるんです(笑)。経営分析の数字を動かすために経営を行うんじゃなくて、良い経営を行った結果として良い経営分析の数字が付いてくるだけなんです。

 多くの人は順番が間違ってるんです(笑)。順番を間違えて経営数値の向上ばかりを考える経営を行うから、ソニーやいろんな会社はダメになっちゃったんです。分析結果ごときに振り回されちゃいけないんですよ、そんなことよりもっともっと経営にとっては大切なことがあるんです。

 それは「人」ですよ、間違いなく。日本の会社は元々人をものすごく大切にする経営スタイルだったのに、アメリカ企業のマネをすることを「グローバル経営」などと勘違いして、人を大切にしないでゼニカネや数字ばかり追いかけるようになってしまったから今のような低迷が長く続くことになったんじゃないかと思いますねぇ。

 会社の数字を良くするのも、会社の経営を良くするのも、そりゃ間違いなく「社員」「人」ですよ。日本の事業者にもそこをもっと重視する経営に戻っていってほしいと心から願いますね。ただ、グローバル競争によって、その余裕が失われてしまったのは紛れもない事実だとは思いますが・・。

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