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弁護士、試験に合格しても仕事がない・・

2013 - 03/10 [Sun] - 18:54

 最近弁護士さんの仕事がしんどくなりつつある、という話はよく耳にしていましたが、こういう記事をネットで見かけました。

“バブル収入”今は昔の弁護士業界 最難関資格の名が泣いている

 もちろん記事ですから、少し誇張している部分や、おもしろおかしく書いている部分もあると思いますので、すべてを鵜呑みにするのは違うと思いますが、しかし現実問題としてご飯を食べるのに困っている弁護士さん達が増えているのは間違いないと感じますねぇ。

 弁護士や医師の会費が高いのは有名ですが、弁護士会費が支払えないので弁護士になりたくてもなれない、というのが事実だとすれば、それはあまりにも哀しすぎる現実です。法科大学院の高い学費を借金抱えてまで支払い、その借金に加えて弁護士会費負担まで折り重なってくるわけですから、よほど経済ベースに恵まれている人でない限り、弁護士になれる人は限られてしまうわけですね・・。

 またこういうブログ記事も見つけました。

 弁護士の収入は低いのか,それとも高いのか

 こちらのブログの著者は職業不詳ですが、文章の内容から見ますとたぶんかなりの確率で弁護士さんだと思われます。その弁護士さん曰く「法科大学院卒業生は、そのほとんどが年収70万円クラスにとどまる。そしてやがて彼らが生活保護のお世話になる」とのこと。真偽の程は私たちにはわかりませんが、「法科大学院に入学した瞬間から何の夢も希望もない人生が始まる」という結びの一節はかなり刺激的な表現です。

 「年収70万円以下の弁護士」というものが、本当に日々弁護士活動を行った結果の年収なのか、それとも本業が別にあって、「弁護士」という肩書きはお飾りみたいなもの(例えば企業に社員として就職して給料をもらっている弁護士)の話なのか、そこのあたりの実態はわかりません。

 この筆者によれば、彼らも開業弁護士である、という扱いのようなのですが、しかし「年収70万円以下」とはかなりひどいですよねぇ。この筆者によれば「到底弁護士になってはいけない、知識レベル、人間レベルの人材が弁護士として法科大学院から放出されているため、これからの時代あらたに弁護士になる人達が食べていけなくなるのは当然」ということのようです。

 ・・いやぁ、厳しいですねぇ。でもこの筆者が書いている内容と同じように私も思うのですが、弁護士にしろ、税理士にしろ、会計士にしろ、医師にしろ、なんでも一緒なんですが「人材を増やせば良質なサービスをより多くの人に、より安価で提供できるようになる」と考えるのは、そもそも間違っていると思うんですよね。

 このブログにも書かれていますように、弁護士全体の質が下がってくれば、当然ながら依頼者はより質の高いサービスを提供できる弁護士を選んで来るようになるわけです。そうなれば質の悪い弁護士はなおさらお客が減り、そして良質なサービスを提供できる弁護士はより儲かる、という二極分化が進むだけなのです。

 それは会計士も、税理士も、医者も歯医者も全く一緒なんです。だってサービスを受ける側からすれば、同じお金を払うのなら、より良いサービスを提供してくれる専門家に頼りたいと思うのが人情だからです。「有資格者の人数を増やせば、競争原理が働いてサービスの料金が下がり、そして良質なサービスを安価で受けられるようになる」と考えるのは、「人情」を度外視した、単純な「理屈」の世界の論理に過ぎないのです。

 現実の話としては、有資格者の数を増やせば、当然ながら質の低い人材もその市場にプレーヤーとして参加することになるわけで、そういう質の低い有資格者達は負け組となって市場から撤退、あるいはその有資格者の世間からの評判を落とすことにしか貢献しないのです。

 「難しい試験にチャレンジして、そしてその先にある巨大なマーケットで勝ち残っていこう!」というファイティングスピリット、チャレンジ精神に溢れた人材でなければ、そもそもどんな世界でも成功など手にすることはできないのです。日本最難関の試験であった旧司法試験は、そういう意味ではやる気に溢れた人材を選り分けるのにはやはりよい制度だったのです。

 同じことは会計士についても言えるでしょう。ふるいの目を粗くしてしまうと、本来その世界に入るべきではない人材までその世界に入れてしまうことになるのです。そしてそのことは、その業界の将来にとっては決して良い影響を与えないのです。

 もちろん「昔の弁護士試験や会計士試験があまりに難しすぎて、提供するサービスが世間の期待に応えられていない」とか「既得権益が凝り固まってしまって、適切な市場ではない」という批判も正しいと思います。それは認めますけれども、しかしそれを解決するために「急激に」プレーヤーの数を倍増、3倍増させる、なんていうのはやはり間違った対応策だったのです。

 たぶん弁護士の増員に対するそもそもの本音というのは「弁護士は儲かりすぎている」という「妬み」にあったのではないかと思うんです。そしてそれは「別に大した仕事をしているわけでもないのに、高い報酬を請求してまかり通っているのがけしからん。ならば弁護士の高報酬をぶっ潰すために弁護士の数を増やしてやれ!どうだ弁護士連中、ザマぁ見ろ!」という意識はゼロではなかったと思うのです。

 確かにそのことによって儲からない弁護士が増えました。その意味では新司法制度を考えた人達の目的は達成されたかもしれません。しかし、儲からない弁護士は新制度で市場に参加してきた新しいプレーヤー達だけで、昔から市場に参加している優秀な弁護士は相変わらず、というか従来にも増して儲かるようになってきているのは実に皮肉な結果です(笑)。

 いや、結局なぜそうなったのかといえば、単に「妬み」からこんな制度ができたからなんですよね。本当のことをいえば、あれだけ超絶に難しい司法試験を通ることができるほど優秀な人材だったのですから、彼らが人並み外れてお金を稼いだとしても、それはある意味「当然」だっただけの話なんですよね。そこところの認識が完全に欠落していたんです。彼らは「弁護士」だから大儲けしていたのではなく、「優秀な努力家」だったから大儲けできていただけの話だったのです。

 優秀な人間が努力して仕事をするわけですから、儲かるのは当たり前ですよね?たぶん同じレベルの学生だった上級官僚達が、弁護士になった同期連中の収入を聞いて悔しくて悔しくて仕方なかったからこんなことになったのかもしれませんが(笑)、しかし、難しい試験に通ることができるほど優秀な努力家が儲かるのは当たり前の話なのです。

 そこを完全に読み違えていたんですよね。優秀な人はいつの時代も、どんなに制度を変えようと、やっぱり勝ち残って儲けるんです。富はそこに集まるんです。それを妬んだり羨ましがったりしたって、その事実は変わらないのです。

 それなのに、「プレーヤーを増やせばあいつらに集中する富を分散させることができるはず!」などと下らないことを考えてしまうから、そこに勘違いして参加した「優秀ではないプレーヤー達」だけが割を食うことに終わるだけになってしまったのです。

 そう、結局のところ新司法制度や会計士増員などを行っても、「優秀で努力を怠らない人達は人一倍儲けて当たり前」という当然の事実をあらためて多くの人に知らしめただけに終わる、というだけの話なのです。レベルの低い人を無理矢理弁護士や会計士にしたって、誰もハッピーにならないし、彼ら自身が不幸になってしまうだけのオチだったのです。

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