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ひどい保険屋さんのはなし

2013 - 01/21 [Mon] - 22:46

 もうずいぶん昔の話なので、今はこんなひどい保険営業マンはいないと思うのですが、先日ふと思いだしたのでメモがてらに書いておきましょう。

 今でもそうかもしれませんが、昔は(と、言ってもほんの10年ほど前の話)ひどい保険営業マンがいっぱいいたんですよねぇ。私自身を含めて、私の身の回りに被害があったので、結構みんな悪どい保険営業マンに騙されているケースが少なくないんじゃないでしょうかねぇ。

 思い出してみれば、そういう体験があったからこそ、今でも私はいまいち保険の営業を信用していないんですよね。

 一つは私自身の話。バブル前に会社の上司の紹介である保険営業マンを紹介され、保険(たぶん終身保険)に加入しました。まだ金利が高い頃で、今の時代から考えれば、はっきり言って素晴らしい保険商品だったと思います。

 しかし税理士になるために私が会社を辞め、お金がなくなってきたのでこの保険を何とかしたいと思いました。保険の知識などない私は、生命保険会社に電話をかけて担当営業マンとコンタクトしようと思いました。しかしその人は既に辞めており、代わりの地域担当者が相談を受けにやってきました。

 私が「こんな状況で保険料が高くて払えないので、いい方法はありませんか?」と尋ねると、その営業マンは「この保険を下取りして別の保険に契約変更すれば、お手頃な保険料で保証が買えますよ。」と説明してくれました。ただ、この営業マンが四六時中目線を私と合わせようとせず、別のところに眼を泳がせながら話していたのがどうにも気になりましたが。

 何もわからない私は、保険料が安くなればそれでいいや、と思ってその営業マンの提示した契約書に判を押しました。カンのいい皆さんなら、もう私が体よく騙されていたことにはお気づきですよね(笑)。

 それからしばらくしてです、ニュースでその保険会社が「バブル時代の利率のよい終身保険を解約させ、内容やリスクをろくに説明しないで別の保険商品への契約変更を強引に勧めることが問題になっている」と報じられたのは。そりゃ私みたいに保険の知識のないヤツが、自分から「契約内容を変えたい」なんて言ってくれば、その保険会社から見ればまさに「飛んで火に入る夏の虫」状態ですよね(笑)。

 保険屋さんからいろいろと教えてもらって、少しだけ保険の知識を持っているいまの私から見れば、何とも自分の成績のことしか考えていない営業マンだったことが悔しいほどにわかります。保険料の支払いがしんどいのであれば、保険料の支払いを止めるなり、払込済みにしてしまえばよかっただけの話なんですよね。今の時代のまともな営業マンならまず当然そう提案するでしょうし、それが契約者にとって最善な提案だと思うんですよね。

 でもその悪徳営業マンから見れば、自分が契約を取った案件でもないのですから、自分の成績を上げるためには乗り換えが一番よかったわけです。会社からも乗り換え契約推進が指示されていたわけですしね。そして何も知らないバカな私はまんまと騙されたわけです。

 その後、どうにも腑に落ちない私は、近所の信頼できる保険営業マンに乗り換えた内容を見てもらったところ、その人から「なんでこんなことしたの?」とビックリされましたね。ホントに、無知ほど悲しいものはないです。悔しがりながらも、速攻でその契約を解約したのは言うまでもありません。

 そういえば、その保険会社に勤めていた大学の同級生が、このトラブルが起きる数年前に私に対して「うちの保険の営業なんかメチャクチャやで。あの人達の言うことなんか信用したらひどい目に逢うで。」と言っていたのに、私はその話を笑って聞き流していただけなんですよね。あとになってみれば、その意味が痛いほど身に染みましたね。

 そしてもう一つは、もっとひどい話。ある人が生命保険に入っていましたが、ガンで余命わずかという状況になってしまいました。すると、どこで話を聞きつけたのか、保険の営業マンがやってきて、その保険契約を解約させたのです。体力も落ちて、抗がん剤の副作用で頭もボケボケの状態の、死ぬ直前の重病人と1対1で話し込んでです。

 それも本当に死亡する1-2ヶ月前の話です。当然解約すれば死亡保険金と比べると微々たる返戻金しか受け取れず、状況判断が正確にできない重病人をだまくらかして契約を解約させた営業マンに対して、本人の死後保険が解約されていることを知った遺族は猛烈に抗議したそうです。

 するとその営業マン、「今解約すればトクだから」と説明して重病人にハンコを押させたらしいのです。しかもこんな重要な話を死ぬ直前の重病人とサシの状態で。こんなひどい話ってあるでしょうか?一体なにが「トク」だったのでしょうか?死亡保険金以上の解約返戻金が受け取れるおいしい話でもあったのでしょうか?

 いったい何のために入っていた保険なのでしょうか?自分が死んだ時にそれなりの保障を遺族に残すことができるように、その亡くなった人が一生懸命お金を払って保険に入ったのではないでしょうか?それを重病人をだまくらかして、死亡直前に解約させるなんてあまりに人非人すぎます。こんなのほとんど詐欺行為ですよ。

 そうすることでどれほどのメリットがその営業マンにあったのか、私にはわかりません。まとまった保険金を支払う前に解約させて保険会社を助けた、ということで保険会社から金一封でももらえたのかもしれません。いずれにしてもひどすぎる話で、「こんなことされるんだったら、なんのための生命保険よ?」って思いますよね?

 私が生命保険の営業マンを心の奥から信用しないのは、自分自身が保険商品のことをわかっていないということの他に、こういう悪例が私の周りで起きたことがあったからだということを、改めて思い出しましたね。今はどうか知りませんけど、昔の保険の営業マンなんて、こっちが保険のことをわからないことをいいことに、完全に騙してカモにするつもりで営業してましたからね。

 先日も関与先と保険の話になった時、やはりその人も昔同じように保険屋さんに騙されたことがあったらしく、「そうよ、ホンマに保険屋は何するかわからへんからなぁ。あの人達には騙されへんようにせぇへんと」と話していましたね。昔はそんな生命保険契約にまつわる悪徳話がゴロゴロしてたんでしょうね。

 今の営業マンはマシになっているのかもしれませんけど、保険契約を結んだり、変更・解約する際には十分注意して、納得して行われることを強くお勧めしたいですね。絶対に保険屋さんには騙されないようにして下さい。保険商品のことをわかっていない契約者ほど保険屋さんにとっておいしいカモはいませんからね。

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