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住宅ローン減税、現金給付

2013 - 01/11 [Fri] - 23:28

 最近は年末調整やら何やらで忙しくって、新聞もろくに読めてません。今日になって昨日の新聞を読んでいますと、一面に「住宅減税 現金で補填」との見出しが。

 なになに・・、ま、要するに住宅ローン減税の控除枠を使い切らない納税者に対して、その余った控除枠分を現金で給付しよう、というアイデアのよう。「うん、それは住宅需要を後押しする良い施策だ!」と思うところですし、建築業界、ハウスメーカーとかは大賛成でしょうけど、その給付する現金、どこから出てくるの・・?

 いや、今まで私たちが年末調整や確定申告する際にも、よく相談者や関与先にも説明してたじゃないですか。「住宅ローン減税っていう制度はですねぇ、ご自分が税金を払っている場合に減税してくれる制度なんです。だから全部引いちゃって確定税額がゼロになっちゃったら、それ以上は引けないんですよぉ。流れちゃうんです」って。

 そう、「自分が税金払っているから、減税できる」んですよね。それを「税金払ってないのに、払った以上にお金で返してくれる」って、それだったら「税額控除」じゃなくて「補助金」「支援金」ですやんか。

 で、その「補助金」や「支援金」は誰が出してくれるんですか?このアイデアを思いついた官僚や政府関係者?あるいは自民党の議員さん達?それともこの制度の恩恵を受けて儲ける住宅メーカーや建築業界?違いますよねぇ、この「支援金」の出所は「私たちが払った税金」ですよね・・。

 ま、それも「富の再分配」といえば、そりゃそうです。でももし、3千万円の住宅ローン残高がある人が、10万円しか税負担がなくて、1%の住宅ローン減税枠30万円のうち10万円しか控除できなかったから20万円現金でもらえるって・・・、そんな制度でいいの、ホントに?

 いや、それこそ「自己責任」の範囲でローン減税なんて受けられればそれでいいんじゃないですか?テクニカルな面や景気への影響云々は少し横に置いておいて、なんか心情的、感情的にスッキリと落ちてこないなぁ・・。子供手当の時と同じ感覚。

 この制度って、ちょっと違うような気がするなぁ。ローン控除の枠を使い切らないで、税負担がゼロになっても、それはそれでいいんじゃないの?だって税金ゼロじゃないですか。だって、タダでも住宅ローン減税ってある意味偏った制度なのに、それを税負担をゼロにするだけじゃなくて、余った控除枠分をカネで支給するだなんて・・。それ、ちょっと甘やかしすぎじゃないですか?

 何か腑に落ちないなぁ。何か最近の税論調や景気対策って、「現金給付」ばっかりじゃないですか。子供手当に始まり、消費税の現金給付だの、住宅ローン控除の現金給付だの・・。なんなの一体?日本は乞食ばっかりなの?そんなに金がばらまけるほど政府はお金余ってるの?

 そんな小手先のことやって乞食や貧乏人喜ばせるようなことばかり考えないで、抜本的な景気対策を考えて下さいよ。前にも書きましたけど、大学で経済学を教えているような偉い学者さん達は、いっぱいお金もらって今まで何を勉強したり、研究してきたんですか?こういう時に実際に役に立つ経済対策や景気刺激策を考えるために勉強してきたんと違うんですか?

 ホントに日本の学者達って、現実の社会では役に立たない勉強ばっかりしてるんですよね。あるいは「過去の事例研究」ばかりしてたり。現実の問題を解決できない勉強なんて、いくら偉そうに講釈垂れたって何の意味もないでしょうに。こういう時こそあなたたちの知恵と経験を総動員するべきなんじゃないですか?

 うーん、本当に今回のローン控除の現金給付策、意味がわかんない。こんなことで本当に景気刺激になるんだろうか・・?若い人達をシャブ漬けにするだけなんじゃないかなぁ・・。一昔前の「ステップ返済」と同じように、10年ほど経ってローン減税使えなくなったとたんにローンを払うことを諦めて家を手放したり、住宅ローン破産する連中が増えたりしないのかなぁ・・?

 「入口が優しくて、出口が厳しい」やり方は、どんなことでもロクな結果をもたらしませんよ。人と社会にとって本当によい制度は「入口が厳しくて、出口が優しい」こと。誰にでも彼にでも住宅ローン貸して家買わせりゃいい、ってもんじゃないですよ。

 ・・まぁ、実際には最近の住宅ローン貸付審査、ものすごく厳しくなってますよね。一昔前なら借りられた所得者が、今では却下されますもんね。でも、「返せない人に貸さない」のは資金貸付の当たり前のルールですよね。それこそ「入口厳しく、出口優しく」ですよね。

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