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税理士業は世の中と、国家と、人を知る仕事

2012 - 12/03 [Mon] - 12:22

 最近税理士の仕事をしていて感じることがあります。それは「会計は世の中を知り、税務は国家を知り、相続は人を知る」ということですねぇ。

 まぁたいそうなことを書きましたけれども(笑)、でも実際に税理士としての仕事をしていますとそういった実感が強くなります。私たちの仕事は、多くの場合は事業者の会計処理から入ることが多いのですが、会計処理をしていますと、その事業者がどのような活動を行い、どのような業者と取引があり、そしてどうやって儲けているのか、ということを理解しなければ正確な会計処理ができません。

 これらのことを理解する、すなわち依頼をいただいている事業者さんの営業活動について広く、深く理解することが会計処理には欠かせないわけですが、そうやって会計処理を行う事業者が多岐にわたってくれば、結果的に世の中のいろんなお仕事やビジネスの仕組みを理解することにつながります。だから「会計は世の中を知る」ことにつながると私は思うのです。

 そしてそうやって会計処理ができた結果に基づいて税務申告を行うわけですが、これがまた一筋縄には行きません(笑)。もちろん、何も考えないで機械的に税務処理を行うこともひとつのやり方なのですが、しかし毎年の税制改正に対応していこうとしますと、私達なりに「なぜこのような税制改正が行われたのだろう?なぜこのような改正を行う必要があったのだろう?」ということに思いを巡らせます。

 実際、お客さんからも税制改正に関する質問や疑問を受けますから、私たち自身が改正の内容や理由について理解する必要性は高いと思います。そうやって「税のしくみ」について勉強をしていきますと、結局はその背景に時の政権の意向や、国家としての税金に対する思想・ポリシーのようなものが見え隠れしてきます。だから税制の内容を理解するということは「国家を知る」ということにつながるように感じます。

 そして相続について言えば、もうまさに「人生の縮図」(笑)。どれほど普段清廉潔白な方であっても、どれほどおとなしそうな方でも、そして欲が無さそうに見える方であっても、一度相続が発生すると人が変わったように権利を主張したり、理不尽な財産分与を要求することがあります。或いは、相続財産を表に出さないで税金を少なくしようと考える人もいます。そしてその背景には、自分が生まれてから被相続人が死ぬまでの間の、被相続人と自分との関係、自分と兄弟の関係、そしてその間に培われた価値観や考え方が一気に噴出します。

 また、そこでよくあるのが「こんな方がこんなに財産を持っていたのか!」という驚き(笑)。まさに被相続人と相続人たちの人間性や人生の全てを見せつけられるような感じです。もちろん、私達にはその相続に関してとやかく口を挟む余地もないですし、挟むべきでもないのですが、傍目に見ていますと、本当に様々な人間の姿を垣間見ることができます。なので、「相続は人を知る」ことにつながると思うのです。

 そういう意味で考えてみても、税理士の仕事というのは、日々勉強になってとてもやりがいのある仕事だと思いますね。会計士とも弁護士とも少し違って、とても独特で他にはあまりない仕事だと思います。しかし、裏を返せば、そういった幅広い部分について関わりながら仕事を進めていく心がけが日々の税理士業務には必要だ、という事にもなるのではないかと思いますね。

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