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「安売り税理士事務所はどうなの?」

2012 - 10/31 [Wed] - 00:55

 今日の検索ワードに「安売り税理士事務所はどうなの?」というものがありました。これは二通りの意味に読めますね。つまり1つは、文字通り「安売り税理士事務所のサービスは、本当に大丈夫か?」というものであり、もう一つは「税理士事務所が安売りをして、その事務所の経営は大丈夫なのか?」というものですね。

 これは仕事を依頼してくる依頼者の立場に立つか、同業者の税理士の立場に立つかによって、このように2つの異なる意味合いを持ってくるように思います。何度かこのテーマはこのブログにも取り上げましたけれども、あらためて考えていくことにしましょう。

 まずは、依頼者の立場から考えてみましょう。一口に「安売り税理士事務所」といっても、世の中にはピンキリだと思います。値段の安さを見せ球に使いつつ、実際には安い報酬で仕事を頼める部分は非常に狭く、何かを追加で依頼するたびにそこそこの追加料金がかかり、気がついたら全然他と変わらない料金になってしまった、というケース。

 これははっきり言って「詐欺」みたいなものです。「2千円ポッキリ!」とか言いながら暗いところに連れ込んでいくぼったくりバーみたいなものです。私の目から見ても、「格安料金です!」と書いてある税理士のホームページでも、安いのは最低設定料金だけで、普通の仕事量になってくれば小規模法人で簡単に30万円を越えてくるようなものが多く、これくらいなら今の時代別段「格安」ではないです。

 で、もう一つのタイプは、うちの事務所もその部類だと思いますが(笑)、料金もそこそこ安いのですが、ガチガチに仕事範囲で料金を決めるのではなく、多少の追加作業はサービスとして行ってあげて、そしてひたすらサービスの質を高めることで、結果的に「格安サービス」を提供している形になっている場合ですね。

 私自身の経験から言えば、やはり料金もそれほど高くなく、それでいてサービスを一生懸命してあげますと、顧客からのウケはいいです。そしてなぜか顧客が増えていきます(当たり前か(笑))。でも、結構この「当たり前」のサービスを行わない税理士事務所が世の中には多いんですよね。だって「先生稼業」で、こっちから気を遣ってお客にサービスを提供する気などサラサラない人達がほとんどですからね。

 そりゃあ、全く気を遣ってくれないでカネの話だけをする税理士と、予想以上のサービスを提供してくれる税理士がいるとしたら、世の中のほとんどの納税者は後者を選ぶんじゃないですかね?当たり前だと思いません?

 だから依頼者から見た場合の「格安な税理士事務所」については、色々ある、ということですね。で、良い「格安税理士事務所」を選ぶポイントは、先ずその事務所がどこまで追加料金なしで相談業務などに乗ってくれるか、を確認することですね。それから「すぐ報酬の話」をする税理士事務所はダメですね。そういうところはカネのことしか考えていません。

 結局、格安の料金でどこまで柔軟に顧客のニーズに応対できるか、という点を確認することができれば、良し悪しが判断しやすいと思います。私の感覚で言えば、何度もこのブログに書いていることですが、顧問契約を結んだ顧客であれば、相談業務はどんな内容であったとしても「無料、いつでも、何度でも」が当然ですね。それをしてくれない事務所には依頼しないほうがいいです。「安かろう、悪かろう」で開き直ろうとする事務所は、先々のトラブルを考えると頼まないほうがいいです。

 だって私のところに変わってくる関与先が、先ず必ずと言って良いほど漏らす前の税理士に対するグチは「相談に全然乗ってくれない」「話を聞いてくれない」「会ってくれない」「全然来てくれない」「全く説明をしてくれない」と言ったものですからね。逆に言えばそこに世の中の多くの人が感じている、税理士業に対する不満が集約されていると言っても良いのです。

 そこが解消されて、関与先の満足度が高まれば、料金ははっきり言って高くても安くてもドーでもいいのです。だって、話を聞いて欲しい、相談に乗って欲しい依頼者の話を1時間でも2時間でもじっくりと聞いて、こちらがそれに対してアドバイスなどしてあげると、ものすごく喜んでくれますよ。そしてひとたびそうやって長い話を聞いてこちらを信用してくれれば、ものすごく仕事がやりやすくなります。

 とにかく、キチンと顧客の相談ニーズに応えてくれれば、関与先は高い料金だって喜んで払ってくれるのです。それなのに、「税務相談は時間あたりいくら」などと気取って設定しているような事務所は、一時は稼げるかもしれませんけど、関与先の不満は爆発前のマグマのように溜まってきますので、ある日突然「済みません、先生、来期から違う先生にお願いすることになりました。今までありがとうございました。」と言われて、関与先が去っていくことになります。

 それと格安税理士事務所を同業者の立場から見た場合には、あまり格安を前面に出す事務所は経営・オペレーティング面で本当に上手くやっているんだろうか、という疑問は感じますね。商売の規模は大きくできると思いますけど、手を広げすぎるとやはり仕事の質が下がってしまうのではないかと思うんです。

 もちろん、そのあたりの業務ノウハウをしっかりと確立している税理士事務所なら大丈夫です。でもそれができていない事務所、特に代表税理士が若くてホストのように流行の服を着てチャラチャラしてそうな場合には、要注意ですね。そういう人は、大抵カネのことしか考えてないので、正直同業者としても全然信用できません。いつか大問題を起こして業務停止とか喰らいそうな気がします。

 ま、別に他の同業者の経営の話は、はっきり言って余計なお世話です(笑)。どんな経営をするのかは、その税理士それぞれの考え方ですからね。でも、依頼者から見た場合には、やはり少しでも良いサービスを提供してくれる税理士に当たって欲しいと願いますし、その要望に応えてくれない税理士に当たった場合には、我慢しないで次を探せばいいんじゃないかと思いますね。

 そんなところでどうでしょうか。

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