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電子申告のインセンティブ

2006 - 11/16 [Thu] - 10:45

 電子申告に関するインセンティブについて以前ブログに書きましたが、私は税額控除のようなインセンティブは必要ないと個人的に考えています。その理由は税理士や納税者に数多く電子申告をさせることがその目的であるならば、税額控除のインセンティブよりも使いやすい電子申告システムに変更することの方が優先順位が高いと考えているからです。

 ところが先日の支部連合会の偉いさんのお話を聞いていると、どうもインセンティブ案は税額控除ではなくて電子申告を行った者、つまり税理士などに対して一件あたりいくら、というインセンティブ案なのだそうです。本当にその案がインセンティブとして設定されるのであれば、私はその案に賛成です。前回と話が矛盾しているように聞こえるかも知れませんが、現状の電子申告の制度では正直言って我々税理士にはそれを行うことにより得られる利益はあまり見えてこないのです。しかし利益よりも政府が本腰を入れて普及に力を入れようとしていることに対する我々税務のプロの義務として取り組もうという側面が強いわけです。

 納税者に対する電子申告控除は納税者にとってのメリットはありますが、それを代行する我々には何のメリットもありません。ですから我々に何のメリットもない、納税者に対するたった千円、2千円程度の電子申告控除をしたって、税理士は電子申告普及に対する動機付けをほとんど感じないと言いたかったのです。そんなことよりシステム改善を早急に行って税理士が自ら喜んで電子申告を行いたくなるようにするべきだと考えていたわけです。

 ところが電子申告を代行して行った税理士に対して手数料的にインセンティブをくれるのであれば、これは全く話が違ってきます。なぜならこれは純然とした我々税理士の「商売」としてそのインセンティブが捉えられるからです。よく言われているようにもし一件あたりの手数料が2千円だとすれば、300件申告を行えば60万円の収入増になるわけです。これは決して少ない話ではありません。従来と同じ申告業務を行っているにもかかわらず、電子申告で申告するだけで60万円の収入増。これは我々にとって魅力的でしょう。特に確定申告時期などで簡単な還付申告を請け負うような場合、極端な話無料相談会などを行ってたくさんの納税者をかき集めることができれば、納税者から手数料をもらわなくても税理士にとってはちょっとした商売になります。

 そもそも電子申告をなぜ行うべきなのかと言えば、それは小さな政府を実現し、税務署等における事務効率の劇的な改善に伴う人件費等のコストの抑制が最大の目的であるわけです。ということは電子申告を行うことにより納税者や税理士は従来役所が行っていた仕事の一部を肩代わりしてあげていることになるわけです。ですから役所の手間が減る代わりに我々が手間とコストをかけて電子申告を行って、その見返りとして手数料を頂戴することには十分理があるのです。

 以前もブログに書きましたが、小さな政府の実現に我々税理士はもっと積極的にかかわるべきだと私は考えています。役所の下請仕事だ、制度問題だ、などとぐたぐた文句を言う前に我々税理士は役所からも納税者からも十分に信頼される税務のプロフェッショナルたるべきだと考えています。そして小さな政府実現に伴う税務行政の民間委託に専門家として積極的に関与し適正で十分な報酬を得られるようになるべきだと考えています。

 今回のこのインセンティブ案が実現されるのであれば、それは税務申告行政の効率化に協力することで小さな政府実現に貢献した税理士業界に対するちょっとしたご褒美ということになるわけです。もし税理士がこれからも社会から必要な職業として認識され続けるためには、今後もこのような税務行政の簡素化、効率化やアウトソーシング業務について我々は積極的に関与し、それに貢献した見返りとして適正な報酬をもらうことを重視しなければなりません。

 究極的には税務に関しては税務調査と徴収管理部分だけを行政側に残し、それ以外の部分は我々がアウトソーシングにより請け負う形を取ることができるのが理想でしょう。そうなれば税理士は行政のスリム化と効率化に貢献するという社会貢献を行うことで報酬を得られることになり、より社会に必要な職業として認識してもらえるのではないかと思っています。やはり職業人は世間に必要とされてナンボ、他人の役に立ってナンボ、他人に喜ばれてナンボ、の世界です。いろいろな考え方はあろうかと思いますが、業界全体の発展と繁栄を考えた場合「世の中の役に立ってナンボ」という考えを根幹におかなければ、我々税理士などすぐに世の中から抹殺される職業であるということをよく肝に銘じるべきではないかと考えています。

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