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「病気にならない生き方」という本

2006 - 08/18 [Fri] - 08:10

 「病気にならない生き方 ミラクルエンザイムが寿命を決める」という本がありますね。ベストセラーになっているようで、健康について大変興味を持っている私も発売直後くらいに本屋に駆け込みました。

 といっても世の中のベストセラー本も玉石混合で中にはどうしようもない本があるので、私は本を買う際には必ず中身を読んでから買うことにしています。で、この話題の本も買う前にまず立ち読みをしましたが、結局買わずに帰ってきました。その最大の理由は、この本のタイトルにある「ミラクルエンザイム」の正体が何なのかさっぱり分からなかったことと、筆者自身が考え出したという「ミラクルエンザイム」という単語を一生懸命広めようという意図があからさまだったこと、そして悪い食生活などに関する筆者の私見をつらつらと書いてあるだけで「それじゃ具体的に何をしたら健康に長生きできるの?」という点にどこまで行っても書いていない、ということですね。

 確かに面白い意見も書いてありました。例えば「ガンは体中の至る所で同時多発的に発生している。だから転移したように見えるガンも実は転移ではなく最初からその場所で成長していただけに過ぎない」という下り。母がガンで闘病していることもあって、それを読んだときには「なるほど」と思いました。しかし最近王監督の主治医や母の主治医などの話を聞いていても思いましたが、残念ながら今の(多分将来も)医学界でこの筆者の意見を支持する専門家は一人もいないでしょう。

 つまりガンはやはり転移するのです。それも水いぼのようにガンの汁が他の部位に触れただけで転移するという考えが実際に手術を行っている先端の医者の常識なのです。実際に内臓のガンを処置する「腕がよい」とされている医師たちはこの考えに従って手術しているのです。

 その他にも今巷で論議を巻き起こしているような牛乳をはじめとする乳製品への批判。そして私は全く理解できませんでしたがミラクルエンザイムなるものの存在など非常に独創的でユニークな意見が展開されます。この先生曰く、乳製品を摂っている人の腸は例外なく汚いのだそうだ。しかも牛乳を仔牛に与えると死んでしまうそうです(確かこの点についてはこの先生も伝聞である表現でした)。確かに仔牛は人間が飲むように成分調整された牛乳は飲まないでしょうが、ホントに死ぬんでしょうか?きちんと検証したんでしょうか?このあたりからかなり胡散臭くなってきていますね。

 先生によればヨーグルトなど体に悪い食べ物の最たるものだそうです。肉も食べない方がいいとか。でもね、実際私もヨーグルト好きなんですが、食べれば確実に胃腸の調子は良くなりますよ。日野原先生も必ずお肉はしっかり摂って90何歳でもお元気です。これらは単なるまやかしなんでしょうかねぇ。とにかくこの本に書いてあることって、ある意味常識を疑え!的な意見が多く刺激的な意見ではあるんですが、なんか先生の妄想に近い個人的思いこみが並び立てられているだけではないか、という気がしてしまったんですよね。

 大体日本人とアメリカ人のどちらが長生きしてますか?日本人でしょう?数十年前くらいの平均的な日本人の生活をしていれば、あるいは今80才くらいの人たちが若かった頃の食生活や生活習慣を真似ていけば、日本人なら世界一長生きできるんじゃないんじゃないんですか?よその国のお医者さん、それも一部を除きレベルの決して高くない医療状況にあるアメリカ(参考:外務省 在外公館医務官情報http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html)にいる医師のプチ自慢入りの話しを聞くよりも、平均寿命世界一を支えている日本の医療の方がずっと日本人にとって信頼がおけるように思うのは私だけでしょうか。

 そもそも本のタイトルにあるミラクルエンザイムって何?って感じなんですよね。それを増やせと書いてあるんですが、何をどうやって増やすのか具体的に書いてないのに増やしようが無いじゃない、って感じですね。ミラクルエンザイムって言葉を流行らせたいんでしょうが、こんな何が言いたいのかわかんない本じゃあなぁ、って感じが強いですね。

 ということで読んだ感想は、「嘘くさ、胡散くさ」。砂漠の砂が水を吸収するがごとく他人の珍しい意見を吸収することができる人には面白い本だと思うのですが、この本に書いてあることって「思いっきりテレビ」で毎日言ってる無責任な健康術と同じ臭いがするんです。ということで私のような天の邪鬼には到底受け入れられることができず、当然に却下されてしまいました。

 新聞広告などを読んでいると結構面白そうな掴みがあって興味は大いにそそられたのですが、実際に内容を目にすると残念な本でしたね。まあでもベストセラーには違いないですね、嘘かホントかも含めて大変面白い内容ですからね。

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