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大津市の中2自殺事件

2012 - 07/11 [Wed] - 13:24

 大津のいじめが原因と思われる中学2年生の自殺事件、どんどん影響が大きくなってきていますね。当初学校と教育委員会は「いじめの事実は把握していなかった。いじめが原因で生徒が自殺したとは思っていない」の一点張りで事態を押し切ろうとしたのでしょうが、なかなか思うようにはことが進まなかったようですね。

 こういった生徒の自殺事件が生じた場合、必ずと言ってよいほど学校でのいじめとの因果関係が取り沙汰されます。が、家庭に問題がある場合などを除けば、多くの場合はいじめが原因で自殺していると思うのが、普通の考え方です。

 しかし、学校や教育委員会から見れば「いじめが原因で生徒が自殺した」なんて事実は、発生しちゃいけないんですよね。ですからもし仮にそのような事件が起きたとしても、闇から闇に葬り去って「いじめで自殺」という事実だけは絶対に表に出したくないし、認めようとしないのです。なぜなら、そのようなことになれば自分達の指導不足、管理不足が問われるからです。

 ここには明らかに隠蔽体質があるわけですね。以前にもブログに書きましたが、税務署や警察署というところは、身内に生じた問題はともかくとしても、基本的に問題や事件・不正を暴いて、世に明らかにするのが仕事の役所です。つまり自分が管轄する事業においては「トラブルがあって当たり前」という姿勢で事に当たっているわけです。

 一方で国土交通省とか文科省、あるいは農水省、厚労省などといった役所では、「問題が生じてはならない」役所なんですね。ええ、鉄道で事故は「起きてはならない」、学校でいじめは「あってはならない」、農産物に残留農薬は「あってはならない」、そして自分達が認可した医薬品で死亡事故は「起きてはならない」、そして年金受給に関して年金保険料未納や年金記録の不正などは「あるはずがない」。

 だから彼らの管轄事業では「トラブルはなくて当たり前」或いは「トラブルはあってはならない」のが前提なのです。もし仮に問題が起きたとしても、マスコミにかぎつけられて大きな問題にならない限りはもみ消し、またもし大騒ぎになったとしても「知らなかった」「承知していなかった」「想定外だった」「適切に業務を行っており、我々に責任は無い」と主張し、責任をひたすらに回避し続けるわけです。

 ですから、今回のような事件が起きても、学校や教育委員会が積極的に「いじめが原因でこの生徒が自殺した」という結論を導き出すはずがないのです。都合が悪い情報があれば握りつぶして、無視するのが当然なのです。端から「問題を直視して、その原因究明をしよう」などという考えそのものがないわけです。

 だから2回目の生徒へのアンケートの結果についても、「自殺の練習をさせられていたという回答については、見落としていた」などというセリフが平気で口を突いて出るのです。ええ、「見落としていた」のではなく「見ても、無視していた」だけなのです。真剣にアンケート内容を見て、事件の原因を追及するつもりなど最初からなかったのです。

 それと当然ですが、こういう場合には加害者側の親の意向というものが強く影響することがあります。つまり被害者の両親よりも加害者の両親のほうが学校に対して力を持っていれば、当然学校や教育委員会は事件の全容を解明して世間に明らかにしようなどと思うはずがありません。

 最近この事件が再びマスコミを賑わせるようになってきてから、私は「ははぁ、ここまで学校がいじめを隠したいと言うことは、こりゃいじめた側の生徒の親はよっぽどタチの悪いヤクザのようなややこしい奴か、それか地元の名士や学校・警察関係者みたいな連中だな?」と思っていました。どうも週刊誌情報によれば、お母ちゃんはPTA会長、お父ちゃんは京大医学部卒の医者、なんかさらに親族が警察とつながっているという話もあるとかないとか。

 ああ、まさに地元名士を絵に描いたような一家ですやんか(笑)。そりゃ学校や教育委員会に圧力かけて、何が何でも自分達の子供がいじめを行っていたという事実が明るみに出ることだけは押さえたかったでしょうね。でもいまはネット時代、様々な情報が一瞬で飛び交いますから、現実にはこの加害者側家族も既にかなりの嫌がらせ、精神的プレッシャーを有形無形に受けているでしょうね。ま、しゃあないですか。

 この事件の拡大を受けて、大津市長は「いじめがあったという前提で調査を行い、被害者家族と和解したい」と言っていますし、「自殺の練習や葬式ごっこまでされていたという情報を隠すような教育委員会・学校では事件の解明に限界がある」として警察まで介入してこようとしています。

 まあ、当初は「いじめられっ子がひとり自殺した程度の事件、そんなもの上手いこと握りつぶして、いじめはなかったことで幕引きしてしまえ」と学校も教育委員会も、そして彼らにプレッシャーをかけた加害者親族もタカをくくっていたのでしょうが、彼らの思惑を越えて大きな騒ぎになってきましたねぇ。

 彼らもだいぶ慌てているでしょうね。中2の子供がいじめられて自ら死を選ぶなんて、子を持つ親から見れば信じられないし、絶対に許すことはできない事件ですからね。その原因を作った事実を加害者と教育関係者が束になってもみ消そうとするわけですから、この人たちはしかるべき罰を受けるべきですよね。本当に橋下市長流に表現するなら、教育委員会は「クソですよ、クソ」となります。

 世の中、なんでもかんでも権力と金でカタが付くと思ったら大間違いですわね。もちろん今回の事件など氷山の一角で、そうやって握りつぶされたいじめ事件など山ほどあるんでしょうけど、この学校・教育委員会がグルになった隠蔽体質だけは何とかしないと、今後もいじめが原因で自殺する事件が減ることはないでしょうね。

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