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大飯原発再稼働決定。

2012 - 06/16 [Sat] - 19:53

 大飯原発再稼働が決まったみたいですね。私個人としての意見では、福島であのような原発事故が起きたからといって、日本中の原発を全部止めてしまうことはやや過剰反応であるように思っているので、現実問題として動かせる原発は動かして電力供給に支障がないようにして欲しいと思っています。

 昨日の新聞のコラムにも書かれていましたが、昨年の原発事故以降、いまの日本では「原発廃止論」がやや感情的とも言える勢いで席巻しているように見えます。確かに原発はない方が安全に決まっていますが、現実的に日本の電力供給の大きな部分を低コストで支えてきたことも事実ですし、それによって私たちのいまの生活が成り立っていることも事実だと思います。

 確かに将来的には原発に依存しない状態に戻すことが望ましいとは私も思いますが、原発に頼り切った状態にあることも事実なのですから、それを急に「全ての原発はなくしてしまえ!」という論調になり、そして「原発再稼働を容認することなど絶対に許せない」と単に主張することだけでは、現実的な解決策ではないと思うのです。

 だって今回の大飯原発再稼働の話にしたって、本来反対すべきはずの地元自治体や県が再稼働に賛成しているからこその決定です。それについて急進的原発廃止論者の方々はどう思われますか?あの福島の原発事故があったにもかかわらず、地元が再稼働にゴーサインを出すわけですよ。そこには、やはり一筋縄ではいかない、白か黒かの判断だけで「原発なんて許せない!」と言えない事情があるのだと思いませんか?

 むしろ大飯原発再稼働については、反対しているのは地元よりも周辺の方々のほうが多いのではないでしょうか。なぜなら「福島のような事故が起きたら、私たちが迷惑被るじゃない」という感情があるからでしょう。でも地元の人達にしてみれば、「そりゃ原発が危険なことは百も承知だけど、原発が動いてくれないと私たちの生活が成り立たないんだから、動かせるもんなら再稼働して欲しい」という切実な思いもあるのは確かなのです。

 つまりそれほど原発の地元では、原発にかかわる様々なマネーで人々が生活しているということなのです。沖縄の在日米軍に反対している沖縄県民が多数いる一方で、基地のおかげで生活が成り立っている人達が多数いるのと一緒。もっといえば、地元住民の強烈な廃止運動によって伊丹空港の代わりに関空を作ったのに、いざ伊丹空港を廃港しようとすると「それじゃ生活ができなくなる」と泣きついてきたためにいまだに伊丹空港が存続しているのと同じような話。

 繰り返しますが、そりゃ「原発がある方がいいか、ない方がいいか」と訊かれれば、「ない方がいい」に決まってます。それは私も子供の頃から強く感じています。でも現実問題として原発があるおかげで私たちの電力供給が満たされ、原発のリスクを抱えつつも、その存在によって生活できている多数の地元住民や関係者がいるのも事実なんです。

 私たちが住む関西地方は、原発を再稼働しなければ今年の夏は計画停電を行わなければならない、とかどうとか言われています。それが本当に事実なのかどうかは私にはわかりませんが、そう言われて私が単純に思ったのは「じゃあ、原発動かせばいいじゃない」ということ。それでこの夏が乗り切れるのであれば、動かしたらいいですやんか。逆になんで原発を止めるのかがわからないです。

 確かに私も原発を100%信用はしていません。福島の事故は言うに及ばず、それまでも放射能漏れの事故は何度も起きていましたからね。けれどもそのリスクを一番抱えているのは、そこで直接働いている事業関係者や地元住民の方々。その方々が、例えマネーに基づいた判断とは言え、再稼働に賛成、或いは容認しているのであれば、私たちがとやかく言う必要がありません。

 それに文句を言うのであれば、原発再稼働に反対している方々が彼らに代わりのマネーを差し出して生活を成り立たせる方法を提示してからの話じゃないでしょうか。あの福島原発の事故を目の当たりにし、それでも再稼働を決断することは並々ならぬものだと思いますよ。

 傍から「原発はんたーい!再稼働許すなー!」って無責任に吠えているだけの人達とは、一つも二つも違う深くて重いレベルで再稼働を地元は決断しているんです。原発を日本からなくすのであれば、リスクを抱えつつもそういった原発依存で生活を成り立たせている方たちが原発に依存しなくても済む状況を提供してからでないと、なかなか難しいんじゃないでしょうか。

 だって彼らにしても、彼ら自身が原発を誘致したわけじゃないですからね。気がついたら電力会社と地元自治体が合意していて、自分達が住む町に原発ができて、なんか知らないけど町が原発のおかげで潤って、自分達もそのおかげで生活ができるようになってしまっただけなんです。彼らが一番の被害者といえば被害者なんです。しかし一方で原発によってマネーが潤ってきたのも事実なんで、一番の原発反対者でもあるべきにもかかわらず、一番の原発推進者でもあるわけです。

 難しい話だと思いますね。私は再稼働を容認した地元の判断について批判はできないですねぇ。ものごとはなんでも表裏一体なんで、一つの側面からだけ見て極論するのは現実から離れてしまうこともありますよね。

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