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旧専用機メーカーのデモ

2012 - 06/08 [Fri] - 17:39

 先日、昔の某専用機メーカーの営業の方が「こんな新しい税務会計システムを販売しています!」とデモに来られました。本来であれば冷たくあしらうところなのですが、ちょっとしたいきさつもあって今回はデモしてもらうことにしました。

 で、一通りデモをしてもらったあとで、営業の方が「なにかご質問や、ご要望点はありませんか?」と訊いてこられたので、「弥生会計はショボイソフトだと思うけど、でもこういったところが私個人としては好きなんですが、こちらのソフトではそういったことができますか?」と訊ねてみました。

 営業の方曰く「ええ、できますよ。」。と、いうことでその実演をしてもらうとできない(笑)。営業の方は何度もテストしていますが、結局ソフトの仕様としてできないことが明らかに。「なんだ、やっぱりできないんじゃないか」と私は心の中で思いながら見ていましたが、営業の方は「要望事項、改善事項として上に上げておきます」とのこと(笑)。

 いえ、このメーカーのソフトもそうなんですが、専用機メーカー系の会計ソフトって、個人的にはプログラム上に大きな欠陥を抱えていると思うんですよね。私ができるかどうかを確認したかった機能にしても、弥生会計などのウィンドウズベースのソフトなら全然どーってことなくできることだったんです。

 それは「仕訳入力を行いながら、試算表にリアルタイムに計算結果が反映されるか?」という基本的な内容。弥生会計であれば、例えば試算表を開き、仕訳帳や現金出納帳を同時に開いて仕訳入力をすると、その入力した仕訳の内容はウィンドウを切り替えて確認すれば、試算表の集計結果に自動的に反映されます。こういう使い方は決算や月次監査などを行う際に、結果を確認しながら仕訳を切るときなどにとても便利な使い方なのです。

 しかし営業にきた専用機メーカーの会計ソフトではこれができないのです。実は、このメーカーの会計ソフトが昔からこの機能を持っていないことは知っていたし、もしかして新しいソフトもできないんじゃないかと予想して訊ねてみたのです。しかし、結果は予想どおりできないことがわかり、「ダメじゃん」と思っちゃったわけです。

 私も旧専用機メーカー系の会計ソフトを全部使ったことがあるわけではありませんが、私のイメージではDOSの頃からのシステムとほとんど進化していないという感が強いですね。結局先ほどの「仕訳を入力して、試算表に計算結果を自動表示する」という機能を持っていないソフトだと、仕訳を入力して試算表で結果を確認するたびにいちいち再計算させなければならないわけで、その一手間が結局仕事のミスにつながりかねないのです。ソフトの仕様が「フェイルセーフ」思想に基づいていないのです。でもそれじゃプロ用の商品としてはダメなんです。

 弥生会計ではもう10年以上前から当たり前にできていたようなことが、いまだに最新のバージョンでもできないなんて、驚きを越えて呆れちゃいます。その程度の完成度のソフトを「最新版です」と営業に来られても、ユーザーとしては困っちゃいます。

 もちろんその旧専用機メーカーの会計ソフトのほうが弥生会計より優れている点はたくさんあります。しかし、同時にその旧専用機メーカーの会計ソフトは、明らかに弥生会計をはじめとするウィンドウズベースで開発された市販会計ソフトを意識したバージョンアップを行ってきています。デザインも機能も含めて。でも、先ほどの試算表の自動計算のように、いまいち肝心な使い勝手の部分が洗練されていないのです。

 専用機メーカーの方々は、弥生会計を「安物」とバカにしているのかも知れませんが、実際に使ってみると、意外に弥生会計のほうが専用機メーカーの高額な会計ソフトより使いやすい部分が多いのです。旧専用機メーカーの方々も、もうちょっと気合い入れてソフト改善していかないと、ユーザーから呆れられちゃいますよ。今回確認した機能にしたって、弥生会計から10年以上遅れているわけですからね。なんでこの程度の事がいまだにできないのか不思議なくらい。

 あと専用機メーカーの会計ソフトの中には、資産などの消費税の入力処理について「なんでこんなめんどくさいことするの?」と訊きたくなるような仕様になっていることがあります。今回営業にきたメーカーも、実はそう。昔の専用機時代に、消費税の自動税抜処理ができなかった名残をいまだに引きずっているわけです。「そんなの今のこの時代なんだからさっさとプログラムを修正しろ!」と文句を言いたくて仕方ないです。

 ホントに、もうちょっとがんばって下さいよ、旧専用機メーカーは。かつては、あんな高い機械を税理士に売りつけて暴利を貪ってきたんですから、開発費くらい捻出できるでしょうに。それともその作業もできないほど、既に落ちぶれてしまったんですかね。

 いずれにしても、そんな程度のソフト作って売り込んでいるようじゃ、ダメでっせ。他のメーカーの商品の研究や、ユーザーの声を拾う努力がまだ足りないんじゃないでしょうかね。

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