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なぜ多くの人は間違った思想になびくのか?

2012 - 05/14 [Mon] - 11:57

 世の中では時として本来望ましくない考え方などが広く支持されることがあります。例えば、最近の例でいえばコンプガチャの問題などですね。あれだってやってることはただのギャンブルだったのに、事業者側も「やってみたらビックリするくらい儲かったから」という理由でサービスを提供し続け、ユーザーから高額な料金を巻き上げ続けました。

 まあコンプガチャなんかは、やってる本人達が好きで高い金払ってやってたんだから、そんなもん知ったこっちゃない、という気もしないでもありません。また一方では私たち税理士たちにも、妙な権利意識というか、基本的人権保護の思想というか、弁護士に通じる「対権力」「対国家」「対法律」「対支配」的な左翼的思考が強くなってきている向きもあります。

 あくまで私個人の意見ということをお断りした上で書かせてもらいますと、確かに個人の人権などは大切に保護されるべきであると思っていますが、しかし社会全体としての平静や調和を乱したり、他人に迷惑をかけてまで個人の権利を主張するような考え方には同意しかねます。

 こういった思想は、国家権力者などからの個の解放の流れを受けてか、昔から「先進的な思想」と世の中で考えられている向きがあります。そのため学者や法律専門家たちの支持を受けることが多く、弁護士さんの多くがこういった「個人の権利保護」思想に同調しています。

 しかし、私は行きすぎた権利主義というのは、結局社会を破壊する毒だと思っています。以前にもブログに書きましたが、本来社会というものは様々な歴史を経て洗練されていけばいくほど、人々の思想もなるべく争いごとを回避させる方向で成熟していくと思うのです。

 しかし先進的な権利主義を主張する方々は、「イヤ、違う。不満があるなら我慢などしないで、自分の権利を世間に認めさせて、堂々と自分の利益を主張し、勝ち取ればいい」と人々に焚き付けるわけです。つまり「調和」よりも「闘争」をけしかけるわけです。「それがあなたに与えられた権利であり、何人もそれを侵すことはできない」などといいながら。

 だから、本来向かうべき人間社会の方向性をぶち壊す思想として、私はあまりこういった過激な権利主義を支持しないわけです。

 ・・ああ、またしても枕が長くなっちゃいましたが(笑)、で、私が今回書きたかった内容というのは、「じゃあ、なぜそんな人として間違っている思想が、広く人々の支持を得ることができるのか?」という点なのです。コンプガチャの問題といい、弁護士や法律家たちの超左翼思想といい、本来人の道として間違っている方法が広く支持されるのはなぜか、と疑問に思うわけです。

 結局、その理由は、そういった人の道に反している事業を行ったり、人の道に反している主張を行っている人達が「儲けている」からだと思うのです。つまりコンプガチャで事業をすれば儲かるから、多くの事業者がそこに参加して更に市場を大きくする。弁護士たちの間違った思想も、弁護士たちが社会的に稼いでいる人達だから、他の人たちも弁護士たちの過激な権利主義に同調するのだと思うのです。

 これがもしコンプガチャを事業で行っても儲からなかったらどうでしょう?こんな大きな社会的問題に発展したでしょうか?或いは、過激な権利主義をホームレスが声高に主張したらどうでしょうか?これほど多くの人々に影響を与えたでしょうか?

 そう考えてみれば、いかに人々が「お金を儲ける」という、ある意味「権威」に弱いか、ということがよくわかります。私があまり好きでない、いきすぎた権利主義も、多くの「弁護士」がさも「これが正解」であるかのように、ことあるごとにマスコミなどで主張するから、多くの人も毒されてしまうのです。これがホームレスがテレビに出てきて、彼らの主張を声高に主張しても、誰も耳を傾けないでしょう。また共産党の議員が主張しても同じでしょう。民商の連中が主張しても一緒です。

 しかし、弁護士が主張するとなぜかみんな耳を傾けてしまうのです。話している内容はホームレスや共産党議員が主張している内容と全く同じだとしてもです。なぜなら、それは「弁護士が儲けている人達」だからです。「お金をたくさん稼いでいる弁護士がいうことなんだから、正しいんだろう」と人々から思われるわけです。

 誰もホームレスや共産党員、民商の連中の思想に同調しないのは、彼らが「大して儲けている連中じゃない」から。だから多くの人は彼らの主張に耳を傾けず、スルーするのです。もちろん主張している内容が正しくない、という理由もありますが、仮に正しかったとしても「儲けてない連中が主張している」という単純な理由でスルーされるのです。

 まあ、そういうメカニズムで社会のモラルが一気に崩壊したのがバブル時代ですよね。あのときも、お金持ちや社会的地位が高い人達が金儲けに一気に走ってしまったので、社会一般の人達も「モラルよりもゼニ」という価値観に一気にシフトしてしまったのです。

 しかし資本主義社会においては、それもしかたがない気がしますね。だってみんな「お金」で日々生活が成り立っているわけですからね。どれほど「モラル」や「道徳」を口酸っぱく説いたとしても、所詮、大金の前では誰も見向きもしません。

 ただそうやって「モラルよりもゼニ」という価値観だけが優先されると、当然犯罪が増えるわけです。だってラクにカネを稼ごうとすると、犯罪に手を染めるのが一番だからです。社会の歴史を考えてみた場合、だから法律を作ってそういう欲望に走る人々の行動を権力者たちが抑制してきたわけですよね。つまり権力者たちは「人々にとってより良い国家」を作るために法律というルールを整備してきたわけです。

 それを人々に権利主義を焚き付けながら金儲けしている弁護士たちが破壊しようとしている・・・(笑)。どうなんでしょうね、この構図は。さも正しいことを主張しているように見えて、実は社会に争いを増やし、そして自分達のゼニ儲けのネタを増やそうとしているとしか思えないんですがねぇ・・(笑)。

 橋下大阪市長率いる維新の会が今やろうとしていることも、なんとなく同じ臭いがするんですよね。それは「橋下が金持ちで権力者」ということを世間の多くの人が知っているからです。内容の是非ではなく、「金持ちがあれだけ正しいというんだから」という視点で判断しちゃうわけです。

 まあ、かくも世の中の人々は「カネ」や「金持ち」に弱い、ということですね。「金持ちがやっていることが正しい」「カネこそが正義」というわけです(笑)。

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