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なるほど、だから税務調査でケンカを売るのか

2012 - 04/19 [Thu] - 12:48

 前回「税務調査でカメラを回す」という話について書いたあとでもう一度考えてみましたが、こういうことをなさる方々は、税務調査のことを「犯罪捜査」や「シロをクロにするために来る」ようなものと思っている人達なんでしょうね、きっと。

 私たちに言わせれば、そこがそもそも間違っているんですよね。税務調査といっても、別に犯罪捜査や、無理難題を押しつけて税金を取り立てるために来るわけじゃないですよ。そりゃあ一昔前であればそういう税務調査もあったと思いますけど、私がこの業界に入ってから、少なくとも税理士登録して以降は、もう数え切れないほど税務調査に立ち会っていますが、そんな税務調査見たことありません。

 「犯罪捜査」「無理矢理の税金取り立て」のように税務調査を思っているから、税務調査の様子をビデオで録画しよう、なんてアイデアが出るんでしょうね。なんか時代錯誤も甚だしい気がしますね(笑)。

 そういえば、先日税務調査を受けた私の関与先も、そのように思っているケースでしたね。「なんでうちみたいに儲かってない会社に調査に来んねん?なんも悪いことしてないし、無理難題ゆうて税金取ってったろ、思うてるんとちゃいますの?会社がこんなしんどいときにそんなことされたら、私、何するかわかりまへんで。」と社長が調査前にえらい息巻いていました(笑)。

 なので私は「いやいや社長、そんなことありまへんて。多分、税務署の中で『次どこ調査行こかな~』と目隠ししてカード引いたら、たまたま社長のとこやった、ゆうだけの話ですって。他に理由ありませんよ。いわゆる普通の税務調査ですよ。だから別に『これを調べたい』って来る調査やないんで、そこで社長がケンカ腰で相手したら、調査長引くだけで、結局アホらしいだけですよ。」と社長に一生懸命、何回も説明しました(笑)。

 それでもなお社長は「私の知り合いのところなんか、3日調査に来たらしいですよ。そんなんされたら、仕事になりまへんやんか。」と言います。なので私は「そりゃ、そのお知り合いの方、税務署にケンカ売ったんでしょう、多分。そりゃケンカ売ったら、税務署だって国家権力ですから意地になって調べまっせ。だってその気になれば何日だって調査できる権限が税務署にはあるんですから。そこをいくら文句言っても、こっちに勝ち目なんかありまへん。」と社長に言いました。

 社長はそれでもあまり納得していないようだったので、「じゃあ、私だけが立ち会いますから、社長はお仕事しておいてください。何かあったら声かけますから。」と言って調査を受けましたが、結局は当初調査2日の予定が1日で終了。当然指摘事項はなにもなし。

 つつがなく調査が終わると、社長はにこにこ顔で「ああ、もう終わったん?なんもなかったんでしょ?」と声をかけてきます。「そりゃ社長、ちゃんと帳面つけてはって、別に悪いことしてなかったら税務調査もすぐ終わりますって。」と私がお話しすると、ようやく「税務調査はこんなもん」というイメージが理解してもらえたようです(笑)。

 だからですね、別に悪いことしてないんだったら、そんな最初からいきなりケンカ吹っかけるみたいにビデオ回したりしないで、税務署のやりたいように調査させておきゃいいんですって。もし万が一署員さんがヘンなことしそうになったら、そりゃあ一緒に立ち会っている税理士に止めさせりゃいいだけのことですよ。そのための税理士ですやんか。

 こっちがいきなりケンカ腰だったら、そりゃ署員さんだってケンカする気になりますよ。それが人情でしょう。だって税務調査と言ったって、別にケンカするために来るワケじゃないんですからね。あっちだって国家権力の仕事として、納税者の会計や税務の実態を調べる必要があるから、あくまで彼らの仕事として来てるだけの話ですからね。

 ケンカするつもりもなくただ単に仕事しに来てるだけなのに、いきなり相手からケンカ吹っかけられたら、そりゃ署員さんだって頭に来て上司に報告して、署全体として臨戦態勢に入るでしょう。当然ですやんか。どうせ税務署とケンカしたってロクな事ないだけなんですから、別に悪いことしてないんだったら、こっちも上手いこと作戦立てて早く終わらせてしまえばいいじゃないですか。そう思いません?

 そんな、税務調査になんかカリカリしてムダなエネルギー使うよりも、仕事一生懸命して稼いだほうが絶対にイイでしょう?だから納税者の方も、悪いことしてないんだったら、税務調査なんか不必要に気にする必要ないし、税理士もヘンな権利意識を納税者に焚き付けて不必要にケンカさせるんじゃないですよ。

 世の中には「税務調査の賢い受け方」とか「税務調査はこうやって断る」「納税者の権利を守る」みたいな指南書があったり、そういう勉強会を頻繁に開く税理士の任意団体などもありますが、そんなんはっきり言って意味ありまへんし、くだらないです。

 一昔前の理不尽な調査を行う時代ならいざ知らず、今の時代でしたらもっと上手いこと調査に対応したらよろしいやんか。経営者も税理士も、税務調査みたいな後ろ向きなことにムダなエネルギー使うのは止めましょうよ。

 もっと建設的な部分にみなさんの知恵とエネルギーを使いましょう。

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