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AIJはどこにカネを隠している?

2012 - 03/25 [Sun] - 02:35

 AIJ投資顧問会社の件、世間を相変わらず騒がせていますね。先日になってようやく強制捜査に入ったそうですが、意外と遅いもんですね。いろいろと法的な手続に時間が必要なんでしょうね。

 それにしても預かり資産1500億円弱で、今現在解約可能な資産が81億ですって?このファンドも事件の内容が明るみに出るにつれ、タックスヘイブンに設立したペーパーカンパニーを絡めて資金を動かしていたみたいですね。これ、どこかで聞いたような話ですね。そう、オリンパスの時と全く同じですよね。

 しかもオリンパスの時と同じで、AIJの身内の会社ばかりを通じて資金を回していただけ。そして回した最後の先がタックスヘイブンのペーパー会社。そんなん、誰がどう考えたってごまかすのが目的でカネをグルグル回していたに決まってますやんか。

 しかし、オリンパスの事件で暗躍したブローカーも、今回のAIJの社長もともに野村證券出身。これをやり手達が暴走した結果と見るべきなのか、それとも野村自体が元々こういう悪い金儲けを行うアイデアと情報に満ちた会社と見るべきか。でも昔から金融に関する犯罪では、野村の名前が絡んでくることが少なくないので、本当に単なる偶然なのでしょうか・・。

 報道によればこの会社の社長ともう1人の腹心女性取締役の2人で年間1億円の報酬を得ていたと言われています。また別の報道によれば「いや、今までの報酬総額は2人で45億円だ」というものまであります。何が真実かは私にはわかりませんけど。

 まあ、どっちにしても、社長自身は全然資金運用がまともにできておらず、嘘っぱちの数字を適当に並べて、口八丁だけでカネを年金基金からかき集めていたことは、これは紛れもない事実。これは社長も認めるでしょう。そして社長は「あと100億あれば損を取り返せた」などといまだに口八丁を言い続けているようですが、これも多分ただの夢物語、妄想でしょう。

 じゃあAIJがただ単に無能な経営者が経営していた会社だったのか、という評価は間違っているでしょうね。皆さん薄々勘づいておられるように、AIJは最初からカネをかき集めて高額報酬を経営者が取るだけが目的の、いわば「詐欺」みたいな会社だったんだと思いますね。

 ええ、社長も、この腹心の女性取締役も、最初から年金基金から集めた金を自分達だけで取り込むだけが目的で会社を作ったんだと思います。でなければ集めた金の大半がどこかに消えました、なんてことがあるはずないし、それにもかかわらず運用が上手く行っているかのような嘘っぱちの資料を作ってカネをかき集めるはずがありません。最初から騙すのが目的だったんです。

 「そんなひどい犯罪、ありえない」と年金基金の関係者を含め多くの人は憤慨するでしょうが、きっとこんなことを画策するような連中ですから、やがて自分達が逮捕、起訴、服役することなど承知の上でやってるでしょうね。でも自己破産しちゃえば法的に弁済義務はなくなるでしょうから、会社も個人も自己破産することも承知でしょう。

 結局狙いは、違法行為で捕まったとしても、莫大なカネをかき集めて海外のどこかに隠しておいて、服役後にそのカネを使って海外で暮らせば万事予定通り、ということでしょうね。なぜそうするか?そりゃあ、真面目にコツコツ働くより犯罪で金を稼いだほうが、例え捕まったとしても遙かに金持ちになれると彼らが確信しているからですよ。そういう裏の真実を彼らが知っているからですよ。

 ですから、今回のAIJがそういう連中による詐欺のための大がかりな仕組み作りだったとすれば、タックスヘイブンの紙会社を通じて必ず世界のどこかにお金がプールされているはずです。運用による失敗なんて本当はたいした額ではないはずです。

 その隠された金を何が何でも捜し出すんです。絶対どこかにあるはずですから。それが日本の捜査当局にできなかったら、金を預けた年金基金関係者はカモにされて泣き寝入り、カネは絶対に返ってきません。日本の捜査当局がカスだったら、表向きの結論は「資産運用の失敗による損失隠し」だけでこの事件は片付けられるでしょうね。

 まあここから先は大変だと思いますよ。これだけのカネをかき集めて何億円も報酬を得ていた輩なのですから、なかなかのヤツです。政治家と連んで絶対に捜査が及ばないように圧力をかけるかも知れませんし、アンダーグラウンドな社会とつながっているかも知れません。もちろん世界的な怪しい組織とつながっているかも知れません。

 でも個人的には絶対にどこかに預かったお金をプールしていると思いますね。それは絶対に社長も口を割らないでしょうけど、そのお金の流れは絶対に突き止めて欲しいと願いますね。悪いことを考えたヤツが高笑いして暮らせるような社会の仕組みには絶対になって欲しくないですからね。

 そんな日本には絶対になって欲しくないですね。でも、そもそも年金の運用が自由化された際に、その投資を請け負う会社の監査が義務づけられていなかったのは驚き以外のなにものでもありません。そんなもん、誰がどう考えたってごまかす投資顧問会社は絶対出てくるはずですからね。

 姉歯建築士の耐震偽装事件もそうでしたが、結局犯罪はそれを防止する仕組みを作っていないから起きるんですよ。その仕組み作りは国や政府が行うべきことですから、犯罪が起きにくいような状況を作らずに規制緩和だけした政府や国にも少なからず責任はあるように思いますね。

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