税理士もりりのひとりごと

税理士もりりがぶつぶつと日ごろの出来事についてひとりごとを綴っていきます





  税理士もりりのひとりごとのナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 税理士 > 「税理士」というお店にはちゃんとした商品を並べなあかんやろ  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「税理士」というお店にはちゃんとした商品を並べなあかんやろ

2012 - 03/23 [Fri] - 13:18

 税理士の業務無償独占の裏返しとして、税理士は確定申告の無料相談などといった税務支援への参加を義務づけられているわけですが、もう本当にそろそろこの縛りを見直さざるを得ない状況になってきているような気がしますね。

 その理由は、何度もブログに書いていますように、「税務支援を行う税理士のレベルの差がひどすぎる」ことですね。無料で少額所得者や少額事業者などの税務や決算の相談に乗ってあげること自体は、税理士の社会貢献としてとても素晴らしいことだと思います。しかし税理士の無償独占権を維持することだけが目的化されて、ただ全ての税理士に税務支援を義務づければよい、と考えるのは間違っていると思います。

 今年の個人確定申告の税務支援の成果をいろんな税理士さんから洩れ伝え聞くところによりますと、ベテラン税理士達が更に高齢化したこともあるからか、かなりひどい申告内容になっているようです。今年の申告から変わった扶養控除を間違えているなんて、ザラ。

 決算書の集計は間違える、寄附金の処理もメチャクチャ、老年の配偶者や扶養親族の控除間違いなんてヤマほどあります。寡婦控除がメチャクチャだったり、消費税の計算ミスなんてのも当然。だって老人税理士だったら消費税なんてわかってないんですから。これが「プロの」税理士が行う仕事の内容、実態ですからね。こんなことしていたら、いくら無料相談といっても、納税者から税理士という職業への信頼を失わせることは間違いありません。

 もうこれだけ税制の変化も激しく、税務支援といっても正確な計算結果が求められている時代なのですから、その場では各担当税理士の横に自分が使い慣れた税務ソフトが入ったノートパソコンをおいて、必ずそれに入力しながら計算結果を確認するようにしなければいけませんよ。

 「へぇ~、やっぱり本職の税理士に相談すれば仕事が違うなぁ」とプロの仕事の正確さ、信頼性を相談者に感じてもらえるような支援を行わないと、税務支援なんて何の意味もありませんよ。それができない人達を税理士業界の代表として税務支援の場に出すべきではありません。

 そういう実態を税理士会の上層部は知っているのかどうか知りませんけど、こんな税務支援業務を行うことが、税理士会の発展や、税理士会の上層部が目論む「無償独占権維持」のために役立っているのかどうかは、甚だ疑問です。

 全ての税理士に義務づけて、その結果ワケのわからん爺さん税理士がノコノコ相談会場にやってきて、上から目線で偉そうにしょーもない雑談だけして、作った申告書は間違いだらけ、なんてことをして納税者の怒りを買うことに、果たしてどんな建設的な意味があるんでしょうか?それが税理士業界発展のために役立っていると思っているんでしょうか?

 もうこの税務支援義務については、本当に私が税理士になってからずーっと、ずーっと、疑問に思い続けて、そしてすぐにでも改善すべきと思っていることですね。結局そんなことしたって意味ないんですよ、納税者にとっても、そして何よりも税理士自身にとっても。

 税理士会がやらなければならないことは、全ての税理士に税務支援を義務づけることなんかじゃなくて、単純に仕事ができない税理士達には仕事を止めて休業なり、引退なりしてもらって、そして一定以上のきちんとした仕事ができる税理士だけを「税理士」として市場に供給することですよ。

 どんなにかつて評判のよかったメーカーだって、市場ニーズから外れた品質の悪い製品ばかり作っていたらやがて商品が売れなくなって倒産しますよね。税理士業界だって一緒ですよ。税理士市場においては、税理士1人1人が「製品」「商品」なんです。税理士市場を活性化させて、儲かる市場にするためには、一つ一つの「製品」や「商品」の質が高くないと絶対ダメなんですよ。本当に、これは絶対。

 もう高齢税理士達に何の足枷も付けないで税理士市場に放しっぱなしにすることについて、本当にそろそろ限界になってきているような気がしますね。こんな「古くなってボロボロで、何の役にも立たない数十年前の壊れたコンピュータを、『最新のパソコン』のように店に並べておいて、たまたまやってきた何も知らないお客に無理矢理押しつけた結果、客からクレームの嵐を受けている」ようなひどい商売は、税理士業界が自らの手で止めていかなければならないと思いますね。

 売れない商品や、壊れた商品があれば、そんなものをお客が間違えて買わないようにするのがお店の経営者の義務ですよね?税理士業界という大きな「お店」でも一緒だと思いませんか?数十年前に試験に通った、何十年か前に税務署を退官した、それだけで今でも「最新の税理士」であると思っているのは大間違いですよね?

 商品だって一緒です。数十年前に作られた商品だって、その当時の製造工程ではきちんと製造された商品だと思いますが、それが今でも新品の「商品」として通用するかどうか、消費者のニーズに応える商品であるかどうかということは、まったく別問題じゃないですか。税理士だって一緒ですよね?最新の納税者の要望、ニーズに応えられる税理士だけが、市場に出してもよい「商品」であるべきですよね?古くて役に立たない「商品」は廃棄するべきか、そのまま倉庫の奥で「死在庫」としてしまい込むべきですよね。

 ですから、税理士会の上層部が無償独占を死守したいがために、税務支援を全会員に義務づけしたいと思う考えもわからなくもありませんが、現実的にやっていることが税理士に対する批判を招くようなことになっているのであれば、その内容を早急に見直すべきだと思いますし、なぜそのような問題を引き起こしているのか、という原因に対して目をそらさないで向き合って欲しいのです。

 現在のままの税務支援を続けることは、もう限界に近づいていると思います。現状は「社会貢献」ではなく、「税理士って偉そうなだけで、税金ひとつ計算できないムダな存在」という悪評をまき散らしているだけになってきているのです。しかもそれをまき散らしているのは紛れもなく税理士自身なのです。

 そういう「不良在庫」をお店から整理して、きちんとした「商品」だけを税理士市場というお店に並べるのも私たち自身の義務だと思いますし、当然会の上層部が早急に手を打つべきことだと思いますね。このままでは「税理士」というお店の評判が落ちて、お客さんの足が遠のく一方ですよ。

 もうこの問題については待ったなしだと思います。来年もダラダラと同じことを繰り返すことは許されませんね。業界の閉塞感を払拭し、更なる発展を呼び込むためには大量の「不良在庫」と「死在庫」の整理がもはや避けられないことだと思います。

関連記事

トラックバック

http://moriri12345.blog13.fc2.com/tb.php/1264-3d8aac42

 | HOME | 






プロフィール

もりり

Author:もりり
当ブログにお越しいただきありがとうございます、税理士のもりりです。のんびりと、時々辛辣に日々感じたいろいろなことを自由に書いていきたいと思います。

最新記事

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。