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ホントに日本の税制はケチくさいなぁ・・。

2012 - 02/22 [Wed] - 22:18

 しかし寄附金の税務ってややこしいですねぇ(笑)。特に私は所得税が得意なほうじゃないのでなおさらです。笑い話にするのは大変不謹慎だと思いますが、災害が起きて「雑損控除」だの災害関連の寄附金が出てくると、もう何が何だか・・。

 んで、今年多くの国民がなさった寄附金、何かスパッと一発でわかる申告書の書き方の資料はないんですかねぇ(笑)。もう所得税の申告に関したって、普通の寄附金控除はあるわ、税額控除もあるわ、と何が何だか。それに加えて住民税の申告も正しく記載しておかないと、税額が全然違っちゃうし。

 なのに住民税の適切な書き方まで教えてくれる資料はあんまり見かけないし。一番わかりやすかったのは東京都のホームページかなぁ・・。

 国税庁の資料を見たって、情報が古かったりしてよくわかんないんですよね。私たち(もちろん私は所得税への理解は低い方の税理士ですが)が読んでてワケわかんないんですから、普通の納税者がパンフレットやホームページを見て一発で処理するのなんか絶対ムリですよ。

 というか、そりゃパッと処理をしようとすればできるんですけど、自分が損をしているのか得をしているのかがほとんどわからないはずです。これだけ多くの人が寄附をしたのに、こんなワケわかんない税制じゃお話しになんないでしょうに。

 とにかく日本の税制で一番物事を複雑にしているのは、1つの出来事について選択できる特例がいくつもあることですね。適用できる特例を選択できるから、そこでみんな迷うわけです。しかも損得がすぐにわかるような選択ならいいですが「最後の最後までとりあえず計算してみないと分からない」みたいな特例がザラ。

 しかも住民税の損得まで絡んでくるから余計に複雑。ホントこの時期の確定申告って、有利不利の判断ばっかりさせられるので結構疲れるんですよね。ほんと、所得税と住民税なんか、消費税の申告みたいに国と地方を統一して、申告納付を1ヶ所に行った後で分けりゃいいのに。全くバカバカしい。でも地方分権なんて言いだしている首長がいるから、将来は都道府県ごとに地方税の計算が変わったりするのかな。ああ大変。

 でも今はまだいいです、だってパソコンの税務ソフトが住民税までちゃんと計算してくれますからね。一昔前のように住民税をソフトが計算してくれない時代だったら、税理士といっても住民税の計算まできちんとできる人はほとんどいないでしょうから、本当の損得の確認ができなかったんですよね。だから税理士というプロが計算したって、本当の損得はわかってなかったケースが多かったはずなんですよね。

 寄附金に関する税務なんて、本来アメリカみたいにもっと多くの人が困っている人などを助けるようにできるのがいいわけで、今回の東北大震災でこれほど多くの人達が善意で寄附をしたのに、税制は相変わらず複雑で損得がわかりにくいなんて、絶対どうかしてますよね。不親切すぎますわね。

 寄附金なんて、そんなもん、スパッと全額を所得税か住民税で税額控除するべきですよね。例えば同じ中央共同募金会に寄附しているのに、その寄附目的によってなんでこんなにたくさんの選択があるのか理由がわかりませんね。

 見も知らない他人のために善意でお金を出してあげているんだから、税金と一緒じゃないですか。だったら税金を寄付額相当額負けてあげりゃいいじゃないですか。大震災のための寄付だろうと、普通に赤い羽根に募金しようと、結果的には一緒ですやんか。「そんなことしたら国や地方の税収が減る」って言いたいんでしょうけど、それがセコいんですよ。

 全く日本の税制はケチくさいなぁ、ホントに。

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