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住民避難の川内村が「帰村宣言」

2012 - 02/01 [Wed] - 20:52

 福島県の川内村が「帰村宣言」を行い、村の安全をアピールすると共に、村民に村へ帰ってきて欲しいと呼びかけている様子が、昨日のニュースなどで報道されていました。

 原発事故の影響を受けて、村民は川内村から他の地域に避難していたわけですが、村が安全を発表することによって避難していた住民に村に帰ってきてもらい、村に活気を取り戻したいとの願いなのでしょう。

 しかしニュースでは、特に子供を持つ親を中心に村に帰ることへの不安があったり、或いは既に避難した場所で新たな生活を始めているのだそう。また村に帰っても仕事があるかどうかの不安を口にする人も多いそうです。

 アンケートによれば、この宣言を受けて帰りたいと考えている村民は2割弱とのこと。村が安全宣言を行っても、現実的には住民が村に帰ってくる可能性はそれほど高くないのかも知れません。

 ただ、私は今回のニュースを聞いて、違う側面から捉えたんですよね。確かに原発事故の影響を受けて遠くへ避難した住民達に対して、村から「もう安全だから帰ってきても大丈夫」と知らせることによって村に活気を取り戻そうとすることは悪くないことだと思うんです。

 しかし、こんな「帰村宣言」をすること自体、はっきり言って、村自体が相当困窮しているということの表れだと思うのです。つまり、村民がいなくなってしまうと村役場としても仕事がないし税収も無いんですよね。住民がいなくなっちゃうと、役所ってその存在価値を失ってしまうし、役所に勤めている人も失業状態なんですよね。

 だから避難命令などによって住民がいなくなってしまった自治体などは、税収と住民の減少からいずれ泣きを始めると私は思っていたのです。ですから今回の川内村のニュースも川内村の「泣き」だと思ったのです。

 つまり「早く住民に帰ってきてもらわないと、村役場、そして村長である私も生活できないよ。お願い、早く帰ってきて。」と呼びかけてきているように思えたのです。しかしもしそういう考えに立って「帰村宣言」を出したのであれば、住民の安全や今後の生活基盤のことなどホントは何も考えていないということになってしまいます。

 単に役所が困っているから、元住民に帰ってきてくれ、と呼びかけるのはいささか村役場と村長のエゴではないかと思うんですよね。実際のところ、村民が帰ってきたとしても川内村での生活が成り立つかどうかが分からない状況で、村民だって「それじゃあ」と言って帰れるとは限らないんですよね。

 個人的な考えでは、原発事故周辺の住民は新たな地域で新たな生活を再スタートさせるべきだと当初より考えていましたので、例え「安全宣言」が政府や各自治体から行われたからと言っても、もう元の地域には戻るべきではないと思っています。

 まあ確かに「帰村宣言」でも行って、村に活気を取り戻したい気持ちもわからないでもありませんが、現実的には村側のエゴのほうを強くを感じたニュースでしたね。

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