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税理士希望者の就職の選択について

2006 - 05/20 [Sat] - 06:23

 税理士になりたいな、と思っておられる方々の中には、大学卒業の際などに最初から税理士事務所に就職するべきかそれとも一般企業に勤めるべきかで悩んでおられる方がおられると思います。それについて私からアドバイス差し上げてみたいと思います。

 結論から言えば、もし悩んでおられるのであれば是非一般企業にお勤めになって下さい。それもチャンスが有ればできるだけ規模の大きな会社に行って下さい。そして一般企業で世間の経済活動と常識、企業に関する知識を一通り経験し身に付けてから税理士活動を始めて下さい。それは計り知れないメリットを持っています。実際私は一般企業にいましたので、その経験がどれほど顧問先とお付き合いする上で役立ったか知れません。

 その理由は最初から税理士事務所に入ったのではあまりに世間知らずな人生だからです。所員数名、顧問先数十件の税理士事務所に所員として入ってきて一体どれだけの社会経験が積めるでしょうか。会社という組織、社員の考え方、経営に関する知識、経理・人事システムの流れ、営業に関する知識、コンピュータシステムの現状や利用方法、海外取引の経験、複雑な財務活動の経理処理に関する知識、等々税理士が顧問先の活動を理解しアイデアを提供する際に役立つ経験は一般企業に勤めなければ絶対に理解できません。書物を読み、他人の話をいくら聞いても、実際に体験することには遠く及びません。

 世間のほとんどの経済活動は税理士事務所ではなく一般企業、それも大企業が作り上げているのです。それを経験しているとしていないのでは大きな違いがあります。小さい税理士事務所にいたのでは検収票一つ見ることもないのです。検収票を見たこともない人がどうやって検収基準の経理の仕組みが正確に理解できるでしょう。とにかく何でも百聞は一見にしかずです。良質の社会経験はいくら多くても多すぎることはありません。それも若いうちにしている方が良いです。なぜなら年を取ってからでは環境の変化に頭も体もついていけないからです。若いうちに色々な経験をしておけば年を取ってからの環境変化には比較的柔軟に適応できます。鉄は熱いうちに打て、可愛い子には旅をさせろ、といったところでしょうか。

 若いうちから税理士事務所に勤め、しかも小規模な活動しかしていない顧問先数十件くらいの事務所に入ってしまったらもう社会人としては完全に片輪です。税理士は小規模事業者だけが相手なんだから、別に大企業の経験など無くても問題ないじゃないか、と言う方もおられるでしょう。確かにおっしゃるとおりなのですが、何でもそうですがより税理士として成功していくためにはスケールの大きな話や顧問先に的確で役立つ情報を豊富に提供しなければなりません。それが経験から身に付けている本当に役立つ知識か、単なる請け売りの知識なのかの違いはかなり大きいはずです。

 結局様々な知識と経験を持っていないと、よりレベルの高いアドバイスを求めてくるいわゆる良い顧問先の要望に応えることができないのです。なぜなら彼らはより事業を大きくさせようと考えているので、より大きな会社でどのような業務をしているかということに大変興味があるのです。そんな顧問先に対し、企業活動を全く経験したことがなく、しかも顧問先も零細事業者ばかりの税理士がどう対処できるというのでしょう。低いレベルの税理士業務でよいとお考えの方は最初から税理士事務所に就職して井の中の蛙状態で一生を過ごされるのもそれはそれで幸せだろうと思いますが、そんなのは嫌だ、私はもっと税理士としてレベルの高い仕事がしたい、もっと面白い仕事をして成功したいと思うのであれば、一般企業に就職して世間の一般的な経済活動というのがどのようなものかを知っておくことは税理士になっても必ず役に立ちます。

 確かに税理士業務自体に関しては最初から税理士事務所に就職した方には負けます。しかし普通の税理士業務は5年もやれば一通りのことはマスターできますのですぐに追いつけます。しかし一般企業に勤めたという経験は最初から税理士事務所に勤めた方には絶対に経験できるものではありませんから大きなアドバンテージです。しかももし最初に勤めた仕事が大手企業の経理部だったりすれば、小さな税理士事務所に20年勤めていても絶対に経験できない法人会計と税務を身に付けることができるでしょう。大企業に勤めるということはなかなかできることではありませんし、経験できることも小規模企業とは比較になりませんから、その後税理士業務を行う際に大いに役立つのです。ことわざにもあるように、大は小を兼ねることはありますが、その逆はないのです。

 やはり一般企業に勤めるということは、様々な面で税理士活動には役立つことが多いです。何より税理士という職業は医者や弁護士、その他の士業と違い経済活動、それも儲かった儲からない、税金はナンボやということに関わるものですから、企業活動や経済活動に関してどれだけ多くのことを知っているかということは大きな違いがあるのです。

 ということで、もし税理士になって将来成功したいな、或いはスケールの大きな税理士活動がしたいな、と思っておられるのであれば、ぜひ一般企業、それもできるだけ規模の大きな企業にお勤めになって様々な経験をなさることをお勧めします。絶対に損はありませんよ。もちろん自分の税理士業務を資産税中心に持っていこうと考えておられる方には余り当てはまらないアドバイスではありますが、法人の業務支援を中心として税理士業務を展開していきたいと考えるのであれば悪くない選択だと思います。

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