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村上ファンドの欺瞞

2006 - 05/10 [Wed] - 12:05

なんか最近村上ファンドの話を聞いているとちょっとおかしいんじゃないか、という気がしてきました。確かに村上が言うように経営者は株主の大切なお金を預かって事業を行っているのだから、株主利益を最大にさせるように経営を行うべきだという論理は一見正しいように思えます。

でもなんかその論理はものすごく原始的な株式会社の考え方というか、中小企業への投資の考え方だと思うんですよね。確かに中小企業やベンチャー企業であれば、株主からの出資はとても大切なもので、その出資を行ってくれた特定の人に会社が配当や株価向上で報いるのは当然だと思うわけです。何しろ中小企業やベンチャーの株ってほとんど博打に近いわけで、簡単に売り買いができるわけでもないし、投資家としては経営者に賭けるしかないわけです。ですから経営者はその出資者への期待に最大限の努力でもって応えるのが当然だと思うわけです。

ところが村上が投資しているのは上場株式じゃないですか。上場株式って売り買いが自由なわけですよ。村上にしても別に阪神電鉄から投資を依頼されたわけではないのです。村上が好き勝手に市場で買ってるわけでしょう?好きで投資した会社が気に入らなければその株を売っ払えばいいじゃないですか。何で経営が気に入らない会社の株を買って、その経営陣に対して文句を言ってるんでしょうか?何で気に入らない会社の株を買うんでしょう?

上場企業の株取引ってそういうもんじゃないんじゃないでしょうか?自分が気に入った会社、自分が期待する会社に投資してみようというのが動機であって、その会社が期待したほどでなければ売ればいいんじゃないでしょうか。だから大抵の上場企業はより多くの株主に喜んで株を買ってもらえるように色々と努力するわけでしょう。もしその努力が気に入らなければ投資家はその株を市場で売ればいいわけですよ。そしてその会社の株価が下落すれば株主資本が減って会社が困るだけじゃないですか。それはつまり経営者が会社経営と株主への見返りを怠ったからそうなったわけで、これも自業自得な話ではないですか。

それにそもそも上場株式への投資は完全に自己責任でしょう?何で株価が悪くなったからと言って会社に文句を言うんですか。そりゃあ文句を言うのは自由ですが、そんなつまらない経営陣の会社の株を買う人が悪いんでしょう?そもそもそんな会社の株に投資する人が悪いんですよ。会社を見る目がない投資家が悪いんです。

そう考えると、今回の村上の論理が訳わかんなくなるんですよ。上場株を好きで買い集めておいて文句言うな!って気がするわけです。もちろん村上の場合はそんな普通の株式投資とは行動が違っているので普通の話が通じないのは当然なのですが、彼がマスコミに対して発するやや青臭いとも言える株主利益最大化理論はお前が会社に対して言うことじゃないだろ、という気がしないでもないですね。

村上のニュースを見て、村上の話を聞いて、皆さんも「そうだ、そうだ」なんて納得しないで下さいね。村上は真っ当なことを言ってそうで、内容は無茶苦茶なんですから。そもそも村上は株価上昇のさや取りを商売としている人なんだということは絶対に忘れないで下さいね。自分だけが儲かればいいとしか考えていない人なんですから。

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