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村上ファンド対阪神・阪急連合 - 阪神電鉄取締役総辞職すれば?

2006 - 05/03 [Wed] - 11:27

 村上ファンドによる阪神電鉄の件もめています。村上ファンドは阪神に対し過半数の取締役選任を求めているようです。とは言っても村上ファンドはそもそもただのファンドで、会社経営などする意思などこれっぽっちも持ち合わせていません。それは以前村上氏本人が何かの時にそう話していたとおり、ファンドの目的は所有する株のキャピタルゲインを最大限にし、そしてファンドの投資家へのリターンを最大にする、それしかないからです。

 だから阪神電鉄の経営権を握ると言っても、もし仮にそれが実現すれば何をするか、といっても何もするわけがないのです。阪神電鉄の経営がよくなる事など絶対にあり得ないでしょう。だってそもそも阪神電鉄の株を高値で売ることしか興味がないわけですから、自分達で経営して株価を高めようなんてそんな時間や手間やコストのかかることをするわけがありません。

 ただ実際にこのまま阪神電鉄の経営権を村上ファンド側が握ってしまったら、そもそも長期的視野に立って経営を行おうという考えのない連中が経営に入ってくるわけですから、正直言って会社はめちゃくちゃになることは間違いないでしょう。詰まるところ皆さんが既にお気づきのように、村上側の意図というのは次のようなものでしょう。

 せっかく自分達が持っている阪神株を買ってくれる阪急という相手が出てきて喜んでいたのですが、当の阪急の買値があまりにも安いと。まあ損はしないのかも知れないけれども、もっと高値で引き取ってくれないとこれだけの案件を実行した意味がないと。阪急さんには何度ももっと高い値段で買ってくれるようにお願いしてるんだけれども、阪急も無い袖は振れないと渋っていると。でもどうしてもそれじゃうちが困るんで、ちょっとこっちにも考えがあるよ、と。どうしてもこっちの希望の値段で買い取りをしてくれないのであれば、うちが完全に阪神の経営権を握っちゃいますよ、と。阪急さんも阪神さんも阪神の経営権をうちに握られると困るでしょう、だって会社がめちゃくちゃになるんですから。めちゃくちゃになったら阪急さんとしてもいくら阪神電鉄を欲しくてももう手が出せないでしょう?だったら会社がめちゃくちゃになる前に、どうです阪急さん、うちの阪神株をもっと高値で買い取ってくださいよ、と。阪神さんも自分の会社が我々にめちゃくちゃにされる前に、阪急さんに泣いて頼んだらどう?というところでしょう。

 まあ、全く経済マフィア、乗っ取り屋そのものですね。こんな連中がいると上場会社の経営などおちおちやってられません。全くふざけているにもほどがありますが、こういう連中のように金に任せて他人を困らせて自分の金儲けしか考えないのはヤクザと何ら変わりません。とはいえ、人道的にどうであれ現在のルールの中ではこういう行為をすることが禁止されていませんのでどうしようもありません。ハッキリ言ってファンド側とすればこのまま放って置かれるのが一番いやでしょうね。何しろ放って置かれると株価はどんどん下がってしまいますからね。勿論、村上側とすれば阪神電鉄の経営者が社員や組合や株主からの突き上げによってこのまま放って置くわけがないと踏んでいるわけですが。そうなると阪神側はどうせざるを得ないかと言えば、これだけの大量な自社株を自分達が買うわけにも行かないので、市場公開買い付けで買い受けてくれる会社を探し出すしかない、という結論になるわけです。

 しかしそうなってしまえば当然新たな大株主となった会社に経営権は移るわけで、どっちにしても現経営者達がこのまま安泰でいられることはありません。ただ村上ファンドに取締役会を支配されるよりはマシだ、というのが阪神電鉄の経営者、社員、株主全ての考えでしょうから、現経営者達としてもそちらに傾かざるを得ないでしょう。

 こういう悪意を持って会社を乗っ取ろうとする連中を規制する法律でも有ればよいのですが、そんな法律を作ってしまうと日本の会社や株式市場は世界から全く相手にされなくなるので難しいところです。結論とすれば、阪神・阪急側が村上の策に乗ってやる形で高値で株を買い取るか、それとも阪神の経営者が経営権を放棄して株価を暴落させ村上をギャフンといわせるか、のどちらかになってしまうのでしょうね。

 しかし視点を変えて考えてみれば、村上側が常日頃言うように会社が株主のものであり、株主利益を最大限にさせるのが経営者の努めだ、ということであれば、現在の阪神電鉄の取締役会はその意見に従って、総辞職すればいいんじゃないでしょうか。だって今の取締役会が株主の意思を反映しない取締役会だと判断されたからこそ大株主から取締役会のメンバー入れ替えを提案されているわけですし、すなわちそれが株主の総意と言うことになるわけですから、村上側の論理によれば現経営陣はなんの道義的責任も感じることなく辞任すればよいのではないでしょうか。ずるい村上が喧嘩の相手なのですから、阪神だってずるい手を少しくらい使ってもいいんじゃないでしょうか。

 そうだ、阪神の経営陣が全員総辞職すればいいんですよ。そしたら村上側も慌てますよ~。もしそうなれば村上側は「なんて無責任な経営者なんでしょうか。全く株主のことを考えていない酷い連中です」と声を荒げて批判するんでしょうが、そもそもの原因は村上側が現取締役会を「役立たず」と判断して過半数の入れ替えを要求した結果なのですから現取締役は非難されるいわれなど到底無く、村上側の論理の矛盾が露呈されるだけです。

 そうですよ、そうしましょう。阪神電鉄の現取締役は即刻総辞職しましょう。そうすれば臨時株主総会を開いて新取締役全員の選出をしなきゃいけなくなり、その手続きをとっている間阪神株は大暴落です。そうなれば村上側はもはや自分達の息がかかった取締役の選任と会社経営の支配など全く興味が無くなり、後はいかに損を最小限に抑えるかということしか考えが回らなくなるでしょう。その時に阪急が超安値で阪神株を買いたたき阪神も再び安定経営に、そして村上はファンド投資家と世間から非難ゴウゴウ、これでどうでしょう?甘いかな?(笑)

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