税理士もりりのひとりごと

税理士もりりがぶつぶつと日ごろの出来事についてひとりごとを綴っていきます





  税理士もりりのひとりごとのナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 税務・会計 > 医師の優遇税制、廃止検討  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

医師の優遇税制、廃止検討

2011 - 11/18 [Fri] - 11:18

 今日の新聞によりますと、例の医師の優遇税制を見直そうという話があるのだとか。いわゆる社会保険診療報酬にかかる所得額のみなし計算のヤツですね。

 そもそもは事務にかかる手間を減らすために1950年代に導入されたのだそうですが、現実的にはほぼ全ての医師がきちっと帳面をつけて本則と特例の損得を判断して申告しているので、今となっては意味がないのではないかという話だそう。

 これはねぇ、私も大賛成ですね。ホント、この制度なんて医師の税金を不当に負けてあげるための制度以外の何ものでもありません。実際には税理士などが医師の収支をきっちりと帳面付けしてコンピュータでパパッと計算しているんですから、社会保険診療報酬部分だけを分けて別計算する意味がありません。

 逆にこの制度があるおかげで、我々税理士は本来やらなくてもよい損得判断までしなければなりません。これは消費税の簡易課税制度などと一緒で、全く意味がない制度です。大体簡易計算を行う制度というのは、納税者からの反対を押し切るために本則とは全く異なる簡単な計算制度をわざと用意して、「ほら、こんな簡単でトクできる制度もご用意してますんで、どうかよろしく申告納税にご協力を」とごまかすための常套手段。

 こんなみなし計算制度なんて、本来その制度が導入されてせいぜい10年も経てば本則のやり方に統一させるべきなのに、医師の優遇税制は60年近く、そして簡易課税制度も20年以上も続いています。確かに昔は今と違ってパソコンや電卓がなかったので計算が大変だったかも知れませんが、今は時代が違います。

 簡易課税制度にしたって、今なら納税者本人なり、税理士がパソコンに仕訳入力すれば自動的に本則で消費税額が計算できるのですから、簡易課税制度を残しておく意味がありません。そもそも売上高から消費税額をみなし計算しようなんて、ザル計算もいいところ。

 売上高から概算経費割合を掛けて、そこから消費税額を計算するわけですが、そんな簡易課税制度を選択する納税者だって決算書くらい作るでしょうに。だって決算書が作れなかったら一体いくら儲かっているかも分かりませんし、所得税も法人税も申告できませんもんね。

 だったら、どうせみなし計算するのならその決算書に基づいて「給与は課税仕入から除いてね、雑費、福利厚生費、接待交際費は80%だけ課税仕入にしてね、それで消費税額計算して。」とみなし計算させりゃいいんじゃないですかね?私は確定申告時期の申告相談会場に来ている本則課税の小規模事業者がいたら、決算書を見ながらそうやって計算してますよ。

 そんなんいまさら簡易課税なんて選べないし、帳面いちいち見ながら課税仕入を拾う手間なんてやってられませんもの。でも、そうやって計算しても納税額は簡易課税計算するよりずっと精度が高いはず。もし申告内容に文句があれば、それこそ税務署が税務調査すりゃいいだけのこと。それでいいんじゃないですかねぇ。

 要するにみなし計算のやり方が簡易課税制度にしても医師の優遇税制にしても、ざっくり過ぎるんですよね。簡易課税制度も医師の優遇税制も、もういいでしょう。こんな不合理な制度は即刻廃止でいいんじゃないですかねぇ。現実的には不当に納税額を減らすことに役立っているだけで、何の意味もないと私は思いますけれどもねぇ。

関連記事

トラックバック

http://moriri12345.blog13.fc2.com/tb.php/1104-e07f947a

 | HOME | 






プロフィール

もりり

Author:もりり
当ブログにお越しいただきありがとうございます、税理士のもりりです。のんびりと、時々辛辣に日々感じたいろいろなことを自由に書いていきたいと思います。

最新記事

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。