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オリンパス経営陣の不可解な経営判断

2011 - 11/08 [Tue] - 10:37

 オリンパスの企業買収にかかわる様々な疑問点が浮き彫りになってきていますが、今一度考えていてどうしても疑問が残るのは「なぜ経営陣は安くことを運ぼうと努力しなかったのか?」という点。

 オリンパスが海外企業や国内企業を買収する際に、コンサルタント会社に法外と思える報酬を払ったり、買収額の2-3割程度の価値しかなかった会社に高値で買い取った理由について、経営陣はそれらしく答えを述べているわけですが、経営者として最も大切な観点が欠落している気がするんですよね。

 それは「自分の会社(もちろん経営者としての自分自身や社員も含め)や株主に損をさせない、利益を最大にする」ということだとおもうのです。会社の経営者であれば個人企業であれ、中小企業であれ、ましてや大企業であればなおさらのこと「会社にかかわる全ての人々の利益を最大にするため」に判断と行動をしているはずなのです。

 それなのに今回のオリンパスの経営陣の経営判断は素人目に見てもそこが全く欠落していたとしか思えないのです。買収した企業が将来大化けすることを信じて多額の買収金を支払ったと言いますが、結果的に買収後すぐに減損処理したのであればそれはその買収額にゴーサインを出したオリンパス経営陣の経営能力の無さを露呈しているだけのこと。

 また海外の買収に絡む巨額のコンサルティング費用については、他社との比較を全く行わなかったとのことで、その費用が高いか安いかも判断せず相手の言い値で支払っていたフシがあり、これもゴーサインを出した経営陣の判断能力の無さと責任意識の希薄さを露呈しています。

 普通の会社であれば、これだけの巨額の資金を投じる際には、極端な話、1円でも安く買おうとするのが当たり前だと思います。会社の資材部、購買部は日々そのような涙ぐましい努力をして会社の利益を増やそうと努力しているのに、オリンパスの経営陣の行った判断は社員の日々の努力を簡単に吹っ飛ばすような無駄遣い。

 買収に際して支出を最小限に抑えようと検討したフシが見られなかったこと自体、オリンパスの経営陣の怠慢であり、その後の減損処理を見ても明らかに株主利益は減少しているので当然責任問題が問われるべきだと思います。

 また海外企業買収の際のコンサルティング費用については、一部報道によれば報酬支払先を調べるとやはりタックスヘイヴン国に所在する実態のないペーパーカンパニー(現在は存在していないそう)への支払いがあったそうで、やはり適切な支出であったかどうかが疑問視されます。

 冒頭で経営者は「自分達の利益を最大にすること」がその使命であると書きましたが、そんなことは頭のいいオリンパスの経営陣だってよく分かっていたと思うのです。「分かっていた」のであれば、裏を返せばこういった傍目から見て無駄遣いにしか見えない巨額の買収関連支出が、実は「自分達の利益」になっていたのかも知れない、と疑うことができるのです。

 どういうことかといえば、それは前にも書いたように「利益の還元」です。これらの買収案件を通じて通常の案件よりも巨額の利益を手にした人達がいるのは紛れもない事実。その人達を利する結果に終わるだけならオリンパスの経営陣はただの「大バカ」ですが、そこから自分達に利益が環流する仕組みを作った上で行ったのであれば、自分達は大儲けします。つまり「自分達の利益を最大にする」行為を行ったことになります。或いはまことしやかに囁かれているような、アンダーグラウンドへの利益供与の舞台として利用されたのか。

 なんにしても不可解としか言いようがないオリンパスの買収に絡む経営陣の判断ですね。通常であればこんなマヌケな買収案件に乗るわけがないし、乗るような人達が一部上場会社の経営者などしていてはいけません。

 どうにも裏に何かあると思ってしまうのは、解任された外国人元社長だけではないのではないでしょう。そしてそれによって最も損をしたのは株主であり、社員達。経営陣には彼らが納得できるだけのしっかりとした説明を行う責任と義務があると思います。この一連の買収案件で「なにがトク」だと判断したからゴーサインを出したのか?

 もしその説明が適切にできないのであれば、それは自分達の利得のためにこのような不可解な買収案件に手を出したという誹りを受けても仕方ないんじゃないでしょうか。それにそもそも単純に「会社が儲かる」と思ってこれらの買収にゴーサインを出したのであれば、それも重大な経営判断ミスであり、十分経営責任が問われる話。

 いずれにしてもオリンパス経営陣は責任を取らざるを得ないのではないでしょうか。

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