税理士もりりのひとりごと

税理士もりりがぶつぶつと日ごろの出来事についてひとりごとを綴っていきます





  税理士もりりのひとりごとのナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 税理士 > 士師業の価格自由化は加速させるべき  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

士師業の価格自由化は加速させるべき

2011 - 10/24 [Mon] - 14:33

 前回税理士業界や司法書士業界の価格が高止まりしていることについてブログを書きましたけれど、きっと税理士さんがこれをお読みになったら「あほう、税理士の報酬額の自由化を更に進めてより低価格化するなんて自殺行為。ふざけたことを言うな!」という感想をお持ちになる方が少なくないと思います。

 確かに私たち税理士からすれば、依頼者が高い報酬に文句を言わないで黙って払ってくれるのは嬉しいし、楽です。そうできるように各税理士が努力しているのであれば全く問題ないことですが、しかし業界として低報酬を売りにする税理士に対して文句を言ったり不当な扱いを行おうとすることがあるとすれば、これはいささか問題があると思います。

 私たちだって様々なものが自由化されてとても購入しやすいことにありがたみを感じませんか?その最たるものがお酒。お酒の価格が自由化される際には、小売業者の団体などがこぞって反対したはずですが消費者の立場から見ればどうでしょう?私たちがお酒を飲む際にどれほど安く買えて、自由化の恩恵を受けていることか。

 確かに酒販の自由化によって小規模な酒販業者は軒並み大打撃を受けています。しかし競争のない世界で酒の小売業者が大儲けしていたこと自体がおかしな話なんですよね。それは競争相手のない東電が自分で値段を決めて好きなだけ儲けているのと全く同じ話ですからね。酒販業者には大打撃だったかも知れませんが、我々消費者から見れば大歓迎でした。きっと消費者で酒販業者の落日に同情している人はほとんどいないでしょう。

 同じことが農業や我々税理士業界にも言えると思うんですよね。農業はTPPなどでより自由化が進めば壊滅的な打撃を受ける、と主張しています。しかし本当にそうでしょうか?わたしはそもそも爺さん婆さんしか担い手がいないということが農業の最大の問題だと思うんです。もっと自由に儲ける農業を展開することができれば農業は儲かる産業に変わるはずだと思うのです。

 我々消費者は海外から食料をもっと輸入した方が必ず日々の食費を抑えることができるはずです。それが分かっているのに我慢して日本の高い農産物を買っているという現状を農家の人達は分かっているのでしょうか?はっきり言って我々一般消費者はやる気のない日本の農家を意味も分からず支えるために莫大な支出を強いられているようなものなのです。

 その原因は有形・無形のしがらみでしょうね、きっと。農協、農業委員会、水利権、田舎特有の人間関係・・、これらのいくつもの要素が複雑に絡み合って農業をシンプルに事業として展開できない足枷・障壁が設けられているのだと思います。

 日本の将来を考えた場合には、当然ながらTPPで市場開放されても日本の農産物が儲かる産業として残っていけるように構造改革を行わなければならないのは自明です。それは私たち日本国民の食の安全を守るためにも必ず実現させなければならない事です。

 それなのにできないのは様々な「障壁」「障害」があるから。既得権益を守ろうとする人達や、努力をしたくない人達の意見が強くなると様々な理由を見つけてきて、新規事業者が容易に参入できないような障壁を設置して高価格を維持する状況になります。強大な力を持ったカルテルみたいな存在が農業の自由化を阻み、日本の将来を不安にさせ、消費者の利益を圧迫させているのです。

 税理士業界だって一緒です。そりゃ我々は高い報酬がもらえる方が嬉しいです。だって楽に儲かりますから。しかし農業をはじめとして他の産業に対して我々が「消費者利益のために更なる自由化を」と文句を言うのであれば、我々自身も「消費者利益のために更なる価格の自由化」を自分自身で推し進めるべきです。

 「税理士は国家資格なんだから、他の産業のような自由競争と無縁であるべき。それが国家資格の本分。」という意見も分かりますし、私もそのように考えていた向きもありますが、それも結局はカルテルに守られた内側の人間が言っているだけの話です。田舎の土建屋が「談合があると儲かるから、談合は止めたくない」と言っているのと同じ。カネを払う側からすればそんなことはどーでもいいこと。

 だって国家試験に通っている時点で無資格者との差別化が図られて完全自由化とは一線を画す状態になっているのですから、それ以上の自由化規制を設けるべきではありません。国家資格に通った時点で既に消費者保護は達成されていると考えるべきであり、そのうえ低価格を許さない雰囲気作りを行うなど、もってのほか。

 ですから例えどれほど低報酬を行う税理士が現れたとしても、まわりの同業者がそれに文句を言うのはおかしな話です。私たち自身が1円でも安いお酒を求めて大型スーパーに買いに行くのに、私たちの同業者に安い報酬で仕事を請ける税理士が現れて文句を言うのは筋違いも甚だしいです。

 その税理士に依頼者が殺到したとしてもそれはある意味当然であって、それを行わないあなたから依頼者が消えたとしても、それはあなた自身の努力不足に他なりません。だって私たちだって業績が落ちてきた関与先に対して「もっと経営努力を行いましょう」ってハッパかけるじゃないですか(笑)。もし結果的に低報酬の税理士が儲からないで事業に行き詰まったとしても、そりゃ横で「アホや」と思って見ておけばいいじゃないですか。それだけのことでしょ?

 ご自身が今までやってきたやり方、報酬設定に自信があるのであれば、よその税理士がどんな報酬を設定しようと無視すりゃいいじゃないですか。それができないのは自分の報酬額に「根拠」がないからでしょ?根拠がない高値は、普通世の中では「ぼったくり」って言うんです(笑)。

 だって頑張った人が儲かって、頑張らない人が儲からないのが自由主義経済ですよね?その中で私たち税理士も生きているわけですから、私たちだけが価格競争と無縁でいられると思っている方がそもそもおかしな話なんです。私たち士師業も報酬自由化に更なる対応を自主的に行うべきだと思いますね。

 そうでないと弁護士や会計士で行われたような急激な有資格者の増加が政治的に行われたり、或いは税理士会などの同業者団体の解体、或いは強制加入の廃止が行われるようになるでしょうね。そのようなことになれば業界自体が本当に戦国時代のようなメチャクチャな生き残り状態になりかねませんので、我々自身で先手を打つべきだと思いますね。

 まあ、個人的にはどうしても自助努力ができなければお上のような第三者から戦国時代をもたらされることもやむなし、という気もしていますが・・・。そのあたりの見識の高さと覚悟の有無が日税連などのトップに求められるんじゃないでしょうかね?単なる狭い利益を追求するだけの同業者団体なら、そりゃ単なるカルテルですからそう遠くないうちに強烈な批判を受けるように思います。

 世の中は動いているのですから、私たち士師業も時代を見ながら立ち位置を変えていかなければならないのではないでしょうか?いつまでも昔の良かった時代を思い出して、それを求めようとしてもしかたありません。

関連記事

トラックバック

http://moriri12345.blog13.fc2.com/tb.php/1066-b842f6f4

 | HOME | 






プロフィール

もりり

Author:もりり
当ブログにお越しいただきありがとうございます、税理士のもりりです。のんびりと、時々辛辣に日々感じたいろいろなことを自由に書いていきたいと思います。

最新記事

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。