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拉致被害者家族と米大統領の面会

2006 - 04/29 [Sat] - 01:23

 拉致被害者の家族がブッシュ大統領と面会した。これは凄いことで、北朝鮮にとってはかなりのプレッシャーになるだろう。しかし正直言ってアメリカの大統領がこの問題について何らかの形であれ関わりを持つことになろうとはとても想像できなかった。

 まず第一にこの問題についてアメリカ国民、アメリカ議会、そしてアメリカ大統領が関わり、そしてこの問題を解決させることに直接的なメリットがないからだ。日本人が北朝鮮に拉致されていようとそんなことはアメリカの知ったことじゃない。アメリカにとってはイラク問題の解決やイラン問題、或いはイスラエル問題の方がずっとずっと先に解決すべき国際問題だ。

 にもかかわらずこの度わざわざブッシュ大統領やアメリカ議会の要人が拉致被害者家族と会い、そしてその問題解決に協力するというコメント、ポーズを取ったことにはきっと深い理由があるはずだ。もちろんアメリカ国内では今回の大統領との会談などほとんどニュースにはなっていないだろうとは思う。それもいかにもアメリカ的な話なのだが、しかしこの会談が日本や北朝鮮、そして中国に対するメッセージとしては非常に大きな意義を持っている。

 日本の国際問題についてアメリカが協力的なコメントを発したのははっきり言ってこれが初めてなのではないだろうか。特に対アジアの問題ではアメリカの外交や利益を最優先させる結果、同盟国と表現している日本が被害を被っている場合であっても日本側に付かず相手国擁護のコメントを発することが多かった。それゆえ従来であれば日本の国際問題解決のためのアメリカの協力はとても期待できるものではなかった。

 ところが今回のアメリカ政府の協力ポーズである。もちろん拉致被害者達の多大なご尽力がこういう結果に至ったのは当然なのだが、アメリカ大統領と面会することが日本とアメリカ間での政治的なパイプが無いところに実現するはずはない。当然日本政府や外務省が相当な後押しをしてお膳立てしていなければ成り立つはずもなく、決して拉致被害者家族会が独自にアメリカ側に働きかけてできた話ではない。

 自国にほとんどメリットがないにも関わらず日本政府の要望に応じてアメリカ政府要人が拉致被害者家族と会ってくれた陰には、小泉政権の一貫した親米姿勢があることに疑いの余地はないだろう。国内からの批判があったにもかかわらず小泉首相はイラクへの自衛隊派遣やアメリカ軍の後方支援を決定し、今でもその状況が続いている。それを決定した際に小泉首相は「日本の国益を最優先させた結果」であると、その理由を繰り返し説明していた。

 その時は国民の多くは「日本の国益」という意味が理解できなかったと思うが、今拉致問題への協力ポーズという形などであの時のアメリカへの派兵協力の見返りが徐々に表れてきているわけだ。また今回の拉致問題への協力姿勢の持つ意味は将来の日本の外交問題の解決へのアメリカの協力の可能性を示唆している点でもその意義は大きい。

 現在の日本は外交面において厳しい問題が多い。特に国境周辺でのトラブルに頭を痛めており、中国のガス田開発や韓国との竹島問題などは、小泉首相の靖国参拝という直接関係のない問題を引き合いにし、そして日本への相手国の国民感情を後ろ盾にしながら、日本は苦しい対応を迫られている。今までであれば日本の国際問題解決にアメリカはほとんど全くというほど協力していなかったが、もしかするとこの度の拉致被害者との面会を発端として次々とアメリカが日本外交の後方支援をしてくれるかも知れない。

 もちろん今回の拉致問題の直接の相手国が北朝鮮という弱小国家であるからアメリカとしても協力姿勢を示しやすかったのかも知れない。しかし北朝鮮は中国、韓国とも様々な面で関係の深い国家であり、その北朝鮮に対しアメリカが日本支援のポーズを表明したことは大きい。たしかにアメリカの自国の利益を考えた場合、ガス田開発問題や竹島問題でさらなる日本への協力が得られるかどうかは難しい。しかし今まで全く日本の対アジア問題解決に協力しなかったアメリカが今回日本への協力姿勢を表明したことには、今までの小泉政権のアメリカへの協力姿勢が大きく貢献していることは間違いないし、アメリカ政府の対日協力姿勢に変化が見え始めている点で大きな意義があるのではないだろうか。

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