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日本人は凄い投資商品を持っている!

2011 - 09/29 [Thu] - 11:49

 いま円は異常な高値が続いています。以前であれば異常な高値を記録してもそれは一瞬で終わり、すぐに円安に振れて戻っていたのに、最近は1ドル=76円台という一昔前では考えられなかった超円高状況がずっと続いています。

 テレビを見ていますと「需要と供給の関係で円が高止まっている」とか「日銀が円を発行して増やせば円が下がるし、インフレにもなっていい」「アメリカはそうやってドルを下げている」という学者さんたちの意見が声高に主張されていました。でも本当にそんなお話しなんでしょうか?

 ごめんなさい、最初に断っておきますが私は経済学については全然ちゃんとした勉強はしていません。なので政府日銀が行うべき政策やそれがもたらす効果についてはほとんど理解が足りません。なのであくまで一般市民が感覚的に書いていることだとご容赦下さい。

 そもそも世の中の投資というものはそれほど合理的な理由に基づいて相場が動いているものでしょうか?サラリーマン時代からそういう相場に左右される部署にいたこともあって興味をずっと持ち続けているのですが、私は「それほど合理的な根拠などない」と思っているんですね。

 だっていまは円とならんで金がものすごい高値なわけですが、じゃあ学者さんの考えでいけば「金の需要が供給に見合わないから値段が高くなっている」ということなんですね?でもどう考えてもそんな程度の理由で金の値段が上下なんかしないでしょう。ただ単に世の中の投資マネーが値上がりしそうな商品を求めてさまよった結果、金という「商品」にお金が集中して値段が上がっただけではないでしょうか?

 そんなことはちょっと前にアメリカで起きたサブプライムローンの暴落を見ていれば明らかです。サブプライムローンなんか元々信用性の著しく低い債権を小分けにして他の金融商品と混ぜ合わせることによって正体不明な金融商品を作っただけ。これをあの悪名高き格付け会社(こいつらは一体何様だ?)が高く評価し、そしてこのなんの裏付けも実態も無い紙くずに高い値段をつけて詐欺師のように売りまくっただけのことです。

 結果はどうだったでしょう?所詮需要も供給もクソも関係のないところでただギャンブルのように取引されていた紙くずなのですから、バブルが弾けると同時にサブプライムローンはただの紙くずに。そしてこのバブルに連動して値上がりしていたアメリカの不動産も暴落、その後の冷え込んだアメリカの経済状況はご承知の通り。

 結局サブプライムローンの高値だってただの金儲け、ギャンブルの幻影だったのです。あれこそ本当に中身は価値のないものだったのに、勝手に投資先を求める世界中のマネーが集まって価格をつり上げていただけなのです。そして目先の利く連中が手持ちのサブプライムローン商品を売って手を引いたとたんに全てが終わっただけのことなのです。

 だから金でも円でも一緒なのではないでしょうか?「需要と供給」だの「通貨を刷らないからだ」だの、そんなことこれだけの異常な高値を招いている本当の原因ではないでしょう。だってどう考えたってこれだけ経済状況が悪く金利も低い日本の通貨である「円」の価値が高いわけないじゃないですか。普通これだけ魅力のない通貨を欲しがるはずがないじゃないですか。全て「幻影」なんです。

 だから、理由は分かりませんけど(学者やアナリストは後付けでいろんな「理由」を並べますが)、たまたま世界を漂流する巨額な投資マネーがひとつの「金融商品」として通貨「円」に目をつけて値をつり上げているだけなのではないでしょうか?

 そう考えてみればサブプライムローンの時の問題と一緒。サブプライムも結局実態がなく値段がつり上げられた虚像だったので、その後は一気に破綻。円だって所詮国の実力を伴わない通貨につけられた異常な高値なのですから、投資マネーが他の商品を見つけて一気に売り逃げした時に信じられないほど暴落するのが見える気がします。

 ・・と、私は単純に思っているのですが、もっとややこしい話なんですかね(笑)?実は比較的長期間円高は続いており、徐々に価格を上げてきています。そして76-77円くらいでひとつの踊り場、というかある種の天井に当たって止まっているように見えます。大体どんな商品相場でもバブルというものは「徐々に上昇してきて天井を見たとたんに大暴落」というパターンを描くものです。

 円がこの後更に上昇を続けるのか、暴落するのか、それは神様にしか分かりません。しかしひとつ言えることは、円が異常に高いということは、その円を日常的に所有している我々日本人にとって今はものすごいチャンスであるということ。

 だって値上がりを続けている金や不動産を持っているのと同じことだからです。私たち日本人は国内で円を使って日常生活をしていて意識していませんけれども、世界的に見ればものすごい高い金融商品を所有しているのと同じなのです。言ってみれば金をやり取りしてお店でモノを買っているようなもの。しかもそろそろ高値の天井が見えてきそうな金融商品を使ってものを買っているようなものなのです。

 だったらどうします?自分が持っている投資商品の値段が一番高くなったら普通どうします?売りますでしょう?売ってお金に換えますよね。でも「円を売ってお金に換えるってどういうこと?」と皆さん思うでしょうが、円を売って外貨、例えば米ドルにすればいいのです。あるいはお金じゃなくて他のモノ、例えばブランドモノのバックや時計に消費したり、或いは海外の不動産などに姿を変えればいいわけです。

 そして円のバブルが弾けて暴落したら、所有している米ドルや外国の不動産を売り払って円を買い戻せばいいのです。ええ、そうなればビックリするくらいの円が手に入るでしょうね。もちろんそのとき日本でハイパーインフレなどが起こっていないという前提はありますが(笑)。

 でも円が1ドル=100円くらいまで暴落しても、日本にとってははっきりいって願ったり叶ったり。円が下がれば日本が安くなるので、また海外に出て行った製造業は日本に帰ってきて、そして海外からの日本進出も増え、外貨を獲得しやすい状況に戻ります。だから少々円が暴落したくらいでハイパーインフレなんか起きないと思います。

 ・・などとつらつら書いてきましたが、いまの円高なんてそんなものじゃないかと私は思うのです。はっきりいって大した理由なんかないと思うのです。せっかく世界中の投資家たちがたくさんの投資マネーを使って日本人に「円」といういま世界で大流行の「投資商品」を無尽蔵に持たせてくれているわけですから、これを大いに有効活用してお金を儲け、その恩恵を享受しなければあまりにもったいないと思うんです。世界の投資家たちが震災で沈む日本にものすごいプレゼントをしてくれていると思えば、この超円高も全く違った姿に見えると思うのです。

 そしてこの超円高を機会にして日本国民の多くが円を売ってドルを買えば、円が下がるきっかけにもなりますしね(笑)。それもそれでまたいいじゃないですか。いま日本人がこぞって多額の米ドル預金をすれば1年後くらいにはみんなで大儲けしてるかも(笑)。そしてその後円安が定着して日本の景気が持ち直せば、これほど喜ばしいことはないじゃないですか。

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