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JR北海道の社長、遺体で発見

2011 - 09/18 [Sun] - 23:48

 先日より失踪していたJR北海道の社長が遺体で見つかったそうです。先日のブログでは何も責任を引き継ぐことなく自殺を選択して失踪してしまったこの社長の経営者としての姿勢を批判したところでした。

 しかし実際に死亡が確認されたこと、そして社員や労働組合などに宛てた遺書などの中身を伝え聞くところでは、この社長は冷静さを失って突然失踪したわけではなかったのではないか、という気にもなってきました。

 遺書には自分が突然離脱して迷惑をかけること、社員が一生懸命会社のために働いていてくれたことに感謝すること、そしてこれからの企業業績改善のために頑張って欲しい旨が書かれていたようです。この社長はそのような文面を書くことができる精神状態にはあったわけで、もしかすると単に無責任に何もかも投げ出して逃げ出したわけでは無かったのかも知れません。

 遺書に書いてあったのかどうかは不明ですが、私はふと、もしかするとこの社長は責任を取るために自らの命でお詫びしたのではないかと思ったのです。私も以前このブログでも、大変世間に迷惑をかけてしまった会社が世間からの猛烈な非難に対してお詫びをする場合、その謝罪と誠意を表すために「社長の命でお詫びしてくれたら世間も許してくれるかも知れない」といった文章を書いたことがあります。

 もちろんそれは到底合法的、合理的なお詫びの方法ではないのですが、日本においては古来より大変な不始末に対するお詫びの方法としてひとつには土下座、そして最も重いものは切腹、ということになっています。今の時代切腹という方法はありませんが、しかし自らの命を差し出すことで許しを請いたいという思想はまだ多くの人々の感性の中には残っているような気がします。そしてそこまでして謝罪してくれた人に対してはこちらも許してあげようという心情が残っている気がします。

 もしJR北海道の社長があまりの会社の不祥事の多さから、その経営者としての責任の取り方について、自分にできる最大限のお詫びを表すために自分の命を差し出したのだとしたら、私は先日書いたブログの批判を取り下げたいと思います。冷静な頭で判断した結果、これが自分の価値観の中で最大限のお詫びを世間に対して表す方法だと考えて自殺を図ったのであれば、それが正しいかどうかは別として日本人的な感覚としてはそのお詫びを受け入れます。

 もしそこまでしてお詫びをしたいという気持ちを持っていたのであれば、そこまでの気持ちを持っていた人にこれ以上追い打ちをかけるようなことはさすがに言えません。私も日本人ですし、昔ながらの気質はやはり心のどこかには残っています。責任から逃れるために自殺を選んだのではなく、責任を取るために、そして最大限のお詫びの気持ちを表すために自殺を選んだのであれば、そのお気持ちは汲んであげたいと思っています。

 もちろん会社や事故の被害者などにとって見れば単に迷惑な話なのかも知れません。しかし一人の人間の生き様として、大きな責任を背負った人間の最後の責任の取り方としては、そういう責任の取り方もあるのかも知れないな、と今日は改めて思い至らせたところです。

 もしかすると私の勝手な想像で、本当はやはりただ単に無責任に職務を投げ出しただけかも知れません。それはわかりませんが、お亡くなりになってしまったのですからその真意はもう誰にも分かりません。後はJR北海道がより良い会社になる努力を全社一丸となって遂行してくれることを願うのみですね。

 合掌。

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