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損益分岐点分析って役に立ちます?

2011 - 08/23 [Tue] - 10:18

 実際に経営分析などを行っていると多くの方が気がついておられると思うのですが、経営指標の中に損益分岐点分析ってえのがありますが、あれっていまいち使いようがないと思いませんか?

 ご存じのように損益分岐点って言うのは売上高と固定費、変動費を比較して損益トントンの売上高がいくらか、とか売上高がどのくらいあったら経常利益がいくらになるか、っていうのを試算するものです。しかしそれだけじゃ今どき全然経営の指標にならないんですよね。

 なぜなら実際の経営においては利益の分析も大切ですが、資金繰りのほうがもっと大切だからです。特に運転資金を借入金でまかなっているケースが多い最近の中小企業にとって見れば、この損益分岐点分析で算出される損益分岐点売上高なんて現実的には金額が低すぎるんですよね。

 確かに損益計算上はその売上高でトントンになるでしょう。しかし損益分岐点分析ではキャッシュフローの観点が完全に欠落しているんで、貸借対照表上の動きが全く考慮されていないんですよね。借金を抱えている会社にとってみれば、単なる損益分岐点売上高を達成するだけでは全然足りなくて、本来は借金などによる資金の社外流出額を補って資金面でトントンになる売上高が本当の意味での「損益分岐点売上高」なのです。

 ですから私は昔から損益分岐点分析とキャッシュフロー分析を加味して資金面から見た損益分岐点分析が行えるシートをエクセルで作って関与先への説明資料に使っていますが、現実問題としてそういう資料でないと今の時代関与先から見て意味がないと思うんですよね。

 だって単なる損益勘定だけを使って損益分岐点分析を行って「ああ、年間○○億円、月にして××千万円の売上があれば安心ですねぇ。」なんて言ったって全然意味ありませんもの。逆にこんな説明をすれば「アホか、そんな売上高で全然足りるかいな。お前全然わかってないやないか。」と関与先をいらだたせるだけで、税理士が恥をかくだけだと思うんですよね。

 税理士が使っている会計ソフトにはこういった経営分析を行うものがあってとても便利といえば便利なんですけど、ただ闇雲にこのソフトが計算した資料だけ使って関与先に対して説明を行ったって意味がないんじゃないかなぁ、と思いますねぇ。

 関与先にとって意味のない資料を毎月毎月山のように印刷して渡すことで仕事をしている気になっていると、それは単なる税理士事務所側の勘違い・自己満足じゃないかと思うし、その資料を受け取る関与先にとっては迷惑なだけじゃないかと思っちゃうんですよね。

 どうせ資料を渡すのであれば、本当に関与先の役に立つ資料をお渡ししないと意味がないですよね。税理士事務所で常識だと思って毎月作っている経営分析資料だって、本当に関与先の役に立っているかどうか今一度見直してみる必要があるんじゃないかと思いますね。

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