税理士もりりのひとりごと

税理士もりりがぶつぶつと日ごろの出来事についてひとりごとを綴っていきます





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金融政策だけで為替が決まる?

2014 - 11/07 [Fri] - 10:23

昨日の夜中のニュースを見ていた時のこと。キャスターが二枚のフリップを持ちながら「日本は金融緩和策を採り、円が市中にどんどん増えていっています。一方でアメリカは金融引締策をとっているので、ドルをどんどん回収にかかっています。この供給量の差でドルが上がり、円が下がってきているんですね」という説明を行っていました。

この様子を見ていて、はぁ?と思いましたね。「いや、そんなの今更言ってもらわなくてもわかりきった話だし、それだけで為替相場なんて動くかよ」と思わず突っ込みました(笑)。たしかに間違いではないですが、それは初歩も初歩の話で、いわゆる「専門家」たちが為替の変動を理屈付けるために用いる最も基礎的な説明。もちろんそういう通貨供給量の違いによって為替が変動しますけれども、「じゃあ、ちょっと前までの異常な円高や、安倍政権前後の急激な円安の動きはどう説明するのよ?」って感じましたね(笑)。

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手数料稼ぎ第一で、クズ株も押し付け。顧客の損に興味なし

2013 - 04/08 [Mon] - 23:02

 なかなか刺激的なタイトルですね(笑)。これは元証券会社社員(女性)のインタビューを記事にしたモノのタイトルです。

大手証券会社元社員「手数料稼ぎ第一で、クズ株も押し付け。顧客の損に興味なし」

 なかなかのやり手社員だったようですし、彼女が勤めていた証券会社の「ネット手数料が高い」という下りなどを見ていますと、たぶん、たぶんですがN證券ですね(笑)。私のお客さんでもこの証券会社でかなり高額な有価証券の売買を行っておられる方がおられますが、このネットの記事にありますように、正直「カモ」状態にされてますね(笑)。

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動かない為替相場

2011 - 12/09 [Fri] - 11:04

 円の為替レートが動きませんねぇ。先月に日本政府が介入して以降、多少の動きはあるものの、円高方向に少しでも動き出すとすぐに逆方向に振れ、そしてある一定のレートでほとんど動かなくなります。

 これはいわゆる「裏介入」というヤツですかね?先日もマスコミで政府が為替に小規模ながら介入を続けている、という話が出ていましたが、そうとしか思えないほどの値動きの少なさ。

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オリンパスは上場廃止させるべき

2011 - 12/07 [Wed] - 11:36

 オリンパスの有価証券飛ばしの件に関して、今日の新聞では大きく記事が出ていました。第三者委員会が事件の概要を発表したからなのだそう。

 飛ばしの方法についてはこういうことでしょうか。含み損を抱えた有価証券を外部のファンドに簿価で移動させ、代わりにその簿価相当の時価がある別の有価証券と交換したんでしょうね。そうすると当然そのファンドは大損コクので、その損を穴埋めするためにいろいろな買収を装ってお金をそのファンドに流していた、ということなんでしょうか。

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株式日記

2007 - 10/31 [Wed] - 03:12

 ふぅ~。今日はほっとしました。と言うのも先週買った株が希望価格で売れたからですね。先週は少し短期決戦にでてみようと考えまして今の市況でも割と上げ幅の大きな株に手を出したわけです。ところが買ったときが天井で下がる、下がる(笑)。ナンピン買いをして何とか耐えてきたものの、それでも下がる。一時は参りましたねぇ。買ったときから15%くらい下がっちゃいましたからねぇ。


 でもチャートやその他の投資情報を見ていると安心できました。チャートは明らかに上げ調子を示唆していましたし、投資情報も「超割安」とのことでしたから、チャートから判断して十日以内に必ず値を戻すと判断して待つことにしました。その結果が意外にも早く値が戻り今日売れたというわけです。


 まあやはり判断が難しいですねぇ、株は。実はこの銘柄に手を出す時に私がレギュラー株に指定している株も良い動きをしていたのです。翌日になってみればそのレギュラー株にしておけば一日で5%程度の利が取れたのに面白がってこの銘柄に手を出したのが失敗でした。結果的に損しないで売り抜けることができたので結果オーライですが、15%下がったときはどうしようかと思っちゃいましたね。


 と言うことで肝を冷やしながらもまだ連勝を続けています。いつまで続くことやら。でもこの手法を取り入れてからこの一ヶ月で元本を10%増やすことができました。銀行においているよりはいいんじゃないかと思って自分の成果を誉めてやってます。ぼちぼちですが確実に増やす、これが私の投資ポリシーですから今の結果はまあまあではないかと思います。


 もうちょっと私の手法を検証してみますね。もし本当に有益な手法と検証できればこのブログで公開します。ところで今日は仕込む良い株が見あたらなかったので買いはお休みです。一休みするのも時には必要でしょう

株式投資メモ

2007 - 10/20 [Sat] - 08:36

 株をやっていて今まで思ったことなどをメモ替わりに書いてみたいと思います。


 まず株投資を行うにおいて留意しなければならないことは、世の中にいろいろな株の理論が存在しますが、これらはほとんどアテにならないということですね。良くあるのが各銘柄の適正な株価を理論的に導き出すものや、それを数値化して株価の動きを予測するというものですが、これが当たることはまずないと思いますね。はっきり言って株は単なる人気投票です。みんなが「儲かるからこの株を買いたい」と思えば上がるし、「もう充分利益が出た」、或いは「こんな株持っていてもしょうがない」と思って売れば下がる、というそれだけのものです。


 だから株の価格を理論的に導き出してそれが現状と比較して高いか安いか、その差を埋めるために株価がこう動くはず、なんてこと予想したってあまり意味がないわけです。ただし経営状態がボロボロの会社の低位株が異常に値上がりしたりしていると、それは仕手筋がもてあそんでいるだけの可能性が高いのですが、そうでない場合はあまり株価に理由を求めても大した意味はありません。「何でこの銘柄の価格が上がるのだろう?」「どういう理由でこの株価は下がったのだろう?」などと深く考えても実はあまり意味はないわけで、よく言われるように「相場は市場に聞け」ということで多くの場合株価は売り買いと思惑によって形成されているだけ、と考えるのが妥当だと思います。


 同じ理由で、推奨銘柄というヤツもアテになりませんねぇ。そういうものを読むと「これこれこういう理由で株価上昇が期待される」なんて書いてあるわけですが、そもそも相場に理由がないわけですし、もし仮にあるとしてもその理由が本になって世に出た時点で既に遅いですよ(笑)。こんな猫の目のようにクルクル変わる相場状況で一ヶ月前の情報なんて何の役にも立ちませんし、そんなの相場はとうの昔に織り込み済みです。推奨銘柄を有料サービスとして配信して儲けている輩もいるみたいですが、それも同じ理由でそんなもの配信して受信した時に既に遅しですよ。だから推奨銘柄など何のアテにもならないし、その情報を提供している輩を儲けさせているだけだと良く肝に銘じることですね。


 ただしチャートは各銘柄に対する投資家の過去の思惑が良く表現されていますので、投資判断を行う際には大変参考になりますね。ですから私はほとんどチャートを元に投資判断を行っています。チャートにも理論はほとんどありませんが、人々の欲望と思惑はしっかりと記録されていますので将来の人々の売買パターンを予想するのに多少役に立ちます。とはいえその時々の市場の環境や各銘柄によってチャートをどのように読みとるべきかは変わってきますので、やはり一つの正解が有るわけではないのは事実です。


 結局株式市場は「金を儲けるために売買している」というだけのことで、金が儲かりそうな銘柄はその根拠にかかわらず上がるし、そうでない銘柄は下がるか動かない、ということなのです。ですから株が上がることに理由があるとすればそれは「多くの投資家が上がると思って買うから上がる」、それが理由ではないかと思います。


 じゃあどうやって投資すべき株を探すのかといえば、それはもう「市場に聞く」しかありません。どれだけ新鮮な情報を取捨選択して利用するか、これしかありません。それから自分の投資スタイルに合わせ、直近と長期の株価の変動を見ながら投資株を選択することになると思います。私の投資スタイルは前回書きましたように短期間での少しのさや取りが狙いですから、株価が動かない株はどれほどの優良企業であっても困るのです。


 かといって仕手筋や博打株(と私が勝手に呼んでいますが、潰れそうな超低位株で激しく価格が上下するもの)には絶対に手を出しません。何故ならこういった株は下手すると投資額のほとんどを失ってしまう恐れがあるからで、仕手筋や博打株かどうかは今までの売買株数や値動きを見ていれば判断できますのでそういう株はいくら値動きが良くても避けた方が無難です。そういったことを勘案しながら自分が投資すべき銘柄を選択して、仕込んで、その株価を見ながら投資を判断するわけです。


 結局のところ、株式投資には正解もマニュアルもなく、ただ市場から自分がどう判断し、どの株式に投資するかを自分で選択するか、ということになるのではないかと思います。他人の情報を鵜呑みにして投資するなど愚の骨頂で、有り金全部吸い取られるだけだと思います。ある意味投資は何であれ賭場的な要素をはらんでいますから、株式投資も当然自己責任で行わないとならないのではないでしょうか。


 我々にできることは市場を動かすことではなく、動いている市場に上手く乗っかること、これだけなのです。要するに波乗りみたいなものです。いい波が来たと思ったらそれに乗ってみる、そういう感じではないかと思います。その波が崩れる前にいかに逃げるか、或いは自分が逃げた後でさらに波が長く続いたとしてもまあそこそこ上手く乗れたのだからいいじゃないかと思える割り切りの大切さ。要は波が崩れて自分が溺れてにっちもさっちも行かなくなることだけは避けなければならない、ということでしょうか。


 本当に株式投資は日々良い波を探しているようなものです。一日二日で終わりそうな早い波を探すこともありますし、ちょっと長めの確実な波を探すこともあります。ただ1年2年も続く波を探すことは私の投資スタイルでは不要です。ただ波を見つけてもそれに乗るべきか、或いは幾ら乗せるべきか、そこに一番悩むんですね。それが分かれば誰も苦労しないのですが、結局市場側のプロでない我々はもう勘と経験でエイヤッとやるしかない、ということでしょうね。


 まあなかなか大変ですよ、株投資は。ただ競馬やパチンコと違って元手を全て失うことはまずありませんので、これが博打との大きな違いです。ただ儲けるためには相当な勉強と経験が必要だなぁ、というのはいつも感じますねぇ。何とか上手く進んでくれることを願って日々がんばってみます。

株投資、とりあえずがんばってみます。

2007 - 10/19 [Fri] - 09:44

 最近株式投資を熱心にしています。その理由は以前にもちょこっと書いたことがあるかも知れませんが独立の資金と副収入を得るためです(笑)。「株投資をしています」なんて書くとものすごいギャンブラーで将来の失敗が目に見えるように思われるのは当然だと思っています(笑)。実際私のこれまでの株式投資も今で10年ほどになりますが、勝ったり負けたりとなかなか上手くいかないものでした。


 ところが先週くらいに「あぁ、こうやれば勝てるんじゃないかなぁ」というやり方をふと思いついたわけです。まだ検証できていないので細かくは書きませんが、思いついたきっかけは年金も、保険も、そのほかの金融財産も基本的には投資で運用されているという事実を思い出したことですね。つまり株式投資をただ「胡散臭い」という一言で片づけるのはあまりにも早計ではないかと思ったことで、言い換えれば機関投資家が行うような胡散臭くない投資を行っていけばかなりの確率で運用できるのではないかと考えたわけです。要はギャンブルではない投資手法をおこなえば損は最小限に、そして堅く利回りを得られるのではないかと考えたわけです。


 その手法を応用して投資をしたところ、とりあえず6連勝です。まだまだですが。何しろ投資額が小さいので利回りの絶対額が悲しいほど少ないのです(笑)。しかし私の目的は独立資金と安定した副収入、そしてできれば老後の資金を自己年金のような形で作ることで、とても気の長い投資計画を立てていますが、滑り出しはとりあえず順調です。


 とりあえずの投資ポリシーを書きますと、①大勝ちを絶対狙わない②長期投資はしない③短期(1日から長くても1週間)で必ず結果を出す、というのが鉄則です。とにかく今の私にとって株式投資を行っている理由が最初に書いたとおりなので、確実に利益を上げてくれないと困るのです。以前の投資スタイルのように「良い株を長期保有していつの間にか20%ほど値上がりするのを狙う」などという受動的なスタイルではあまりに不確実で利回りが読めないからです。


 その私の投資に大いに役に立っているのはやはりネット取引ですね。やはり株式投資は情報の多さと手数料の安さが不可欠で、今のネット証券はその点十分なサービスを提供してくれます。一昔前のプロしか得ることができなかった情報が基本サービスで全ての投資家に公開されているのは素晴らしいとしか言いようがありません。


 ところで一回あたりの投資の目標利回りはいくらに設定しているのかといえば、多くて5%です。2%で回ればとりあえず利益が出るのでそのあたりで逃げることも良くあります。ただ大切なことは先ほども書きましたように、まず必ず利益を出すこと、そして早めに手仕舞いすること、この2点です。つまり少しでもいいから利益が出て、しかも早く利益が出ればそれでとりあえずはオーケーです。


 なぜそのような投資スタイルを選んだか、といえば簡単なことです。もし100万円の元手を3%の運用で年15回回すことができたとして、これが20年経てばどれほどの金額になるかエクセルで計算してみて下さい。とてつもなく気が長い話ではありますが、それが私の目標な訳です。だから①短期決戦②確実で、負けない投資、というのが意味有るわけです。3%値上がりする株などそれこそ毎日掃いて捨てるほどあるわけで、半年間で20%値上がりするような株を探すことよりずっと可能性のある投資手法であることがお分かり頂けると思います。


 しかも今日の相場などがまさにそうですが、たとえ全面安であったとしても不思議と上がる株があるんですねぇ。プロの投資家はどうやら「組合」を作っているようで、「今日はこれを上げて儲けたる!」という株を決めて投資しているようですねぇ。全面下げ相場の時はそれに乗っかって2%ほど稼げばとりあえずその日の利益確保ができるわけです。


 というわけでがんばってこの手法を続けて投資してみます。まだまだ始めて一週間、確かに6連勝ですがいつどうなるか分かりません。とにかく予算達成を大前提にがんばってみます。まずは今年の予算を達成させないとね。えっ?ところでどうやって投資株を選んでいるのかって?それは「ひ・み・つ」ですよ(笑)。そこがキモですやんか(笑)。

村上ファンドの欺瞞

2006 - 05/10 [Wed] - 12:05

なんか最近村上ファンドの話を聞いているとちょっとおかしいんじゃないか、という気がしてきました。確かに村上が言うように経営者は株主の大切なお金を預かって事業を行っているのだから、株主利益を最大にさせるように経営を行うべきだという論理は一見正しいように思えます。

でもなんかその論理はものすごく原始的な株式会社の考え方というか、中小企業への投資の考え方だと思うんですよね。確かに中小企業やベンチャー企業であれば、株主からの出資はとても大切なもので、その出資を行ってくれた特定の人に会社が配当や株価向上で報いるのは当然だと思うわけです。何しろ中小企業やベンチャーの株ってほとんど博打に近いわけで、簡単に売り買いができるわけでもないし、投資家としては経営者に賭けるしかないわけです。ですから経営者はその出資者への期待に最大限の努力でもって応えるのが当然だと思うわけです。

ところが村上が投資しているのは上場株式じゃないですか。上場株式って売り買いが自由なわけですよ。村上にしても別に阪神電鉄から投資を依頼されたわけではないのです。村上が好き勝手に市場で買ってるわけでしょう?好きで投資した会社が気に入らなければその株を売っ払えばいいじゃないですか。何で経営が気に入らない会社の株を買って、その経営陣に対して文句を言ってるんでしょうか?何で気に入らない会社の株を買うんでしょう?

上場企業の株取引ってそういうもんじゃないんじゃないでしょうか?自分が気に入った会社、自分が期待する会社に投資してみようというのが動機であって、その会社が期待したほどでなければ売ればいいんじゃないでしょうか。だから大抵の上場企業はより多くの株主に喜んで株を買ってもらえるように色々と努力するわけでしょう。もしその努力が気に入らなければ投資家はその株を市場で売ればいいわけですよ。そしてその会社の株価が下落すれば株主資本が減って会社が困るだけじゃないですか。それはつまり経営者が会社経営と株主への見返りを怠ったからそうなったわけで、これも自業自得な話ではないですか。

それにそもそも上場株式への投資は完全に自己責任でしょう?何で株価が悪くなったからと言って会社に文句を言うんですか。そりゃあ文句を言うのは自由ですが、そんなつまらない経営陣の会社の株を買う人が悪いんでしょう?そもそもそんな会社の株に投資する人が悪いんですよ。会社を見る目がない投資家が悪いんです。

そう考えると、今回の村上の論理が訳わかんなくなるんですよ。上場株を好きで買い集めておいて文句言うな!って気がするわけです。もちろん村上の場合はそんな普通の株式投資とは行動が違っているので普通の話が通じないのは当然なのですが、彼がマスコミに対して発するやや青臭いとも言える株主利益最大化理論はお前が会社に対して言うことじゃないだろ、という気がしないでもないですね。

村上のニュースを見て、村上の話を聞いて、皆さんも「そうだ、そうだ」なんて納得しないで下さいね。村上は真っ当なことを言ってそうで、内容は無茶苦茶なんですから。そもそも村上は株価上昇のさや取りを商売としている人なんだということは絶対に忘れないで下さいね。自分だけが儲かればいいとしか考えていない人なんですから。

村上ファンド対阪神・阪急連合 - 阪神電鉄取締役総辞職すれば?

2006 - 05/03 [Wed] - 11:27

 村上ファンドによる阪神電鉄の件もめています。村上ファンドは阪神に対し過半数の取締役選任を求めているようです。とは言っても村上ファンドはそもそもただのファンドで、会社経営などする意思などこれっぽっちも持ち合わせていません。それは以前村上氏本人が何かの時にそう話していたとおり、ファンドの目的は所有する株のキャピタルゲインを最大限にし、そしてファンドの投資家へのリターンを最大にする、それしかないからです。

 だから阪神電鉄の経営権を握ると言っても、もし仮にそれが実現すれば何をするか、といっても何もするわけがないのです。阪神電鉄の経営がよくなる事など絶対にあり得ないでしょう。だってそもそも阪神電鉄の株を高値で売ることしか興味がないわけですから、自分達で経営して株価を高めようなんてそんな時間や手間やコストのかかることをするわけがありません。

 ただ実際にこのまま阪神電鉄の経営権を村上ファンド側が握ってしまったら、そもそも長期的視野に立って経営を行おうという考えのない連中が経営に入ってくるわけですから、正直言って会社はめちゃくちゃになることは間違いないでしょう。詰まるところ皆さんが既にお気づきのように、村上側の意図というのは次のようなものでしょう。

 せっかく自分達が持っている阪神株を買ってくれる阪急という相手が出てきて喜んでいたのですが、当の阪急の買値があまりにも安いと。まあ損はしないのかも知れないけれども、もっと高値で引き取ってくれないとこれだけの案件を実行した意味がないと。阪急さんには何度ももっと高い値段で買ってくれるようにお願いしてるんだけれども、阪急も無い袖は振れないと渋っていると。でもどうしてもそれじゃうちが困るんで、ちょっとこっちにも考えがあるよ、と。どうしてもこっちの希望の値段で買い取りをしてくれないのであれば、うちが完全に阪神の経営権を握っちゃいますよ、と。阪急さんも阪神さんも阪神の経営権をうちに握られると困るでしょう、だって会社がめちゃくちゃになるんですから。めちゃくちゃになったら阪急さんとしてもいくら阪神電鉄を欲しくてももう手が出せないでしょう?だったら会社がめちゃくちゃになる前に、どうです阪急さん、うちの阪神株をもっと高値で買い取ってくださいよ、と。阪神さんも自分の会社が我々にめちゃくちゃにされる前に、阪急さんに泣いて頼んだらどう?というところでしょう。

 まあ、全く経済マフィア、乗っ取り屋そのものですね。こんな連中がいると上場会社の経営などおちおちやってられません。全くふざけているにもほどがありますが、こういう連中のように金に任せて他人を困らせて自分の金儲けしか考えないのはヤクザと何ら変わりません。とはいえ、人道的にどうであれ現在のルールの中ではこういう行為をすることが禁止されていませんのでどうしようもありません。ハッキリ言ってファンド側とすればこのまま放って置かれるのが一番いやでしょうね。何しろ放って置かれると株価はどんどん下がってしまいますからね。勿論、村上側とすれば阪神電鉄の経営者が社員や組合や株主からの突き上げによってこのまま放って置くわけがないと踏んでいるわけですが。そうなると阪神側はどうせざるを得ないかと言えば、これだけの大量な自社株を自分達が買うわけにも行かないので、市場公開買い付けで買い受けてくれる会社を探し出すしかない、という結論になるわけです。

 しかしそうなってしまえば当然新たな大株主となった会社に経営権は移るわけで、どっちにしても現経営者達がこのまま安泰でいられることはありません。ただ村上ファンドに取締役会を支配されるよりはマシだ、というのが阪神電鉄の経営者、社員、株主全ての考えでしょうから、現経営者達としてもそちらに傾かざるを得ないでしょう。

 こういう悪意を持って会社を乗っ取ろうとする連中を規制する法律でも有ればよいのですが、そんな法律を作ってしまうと日本の会社や株式市場は世界から全く相手にされなくなるので難しいところです。結論とすれば、阪神・阪急側が村上の策に乗ってやる形で高値で株を買い取るか、それとも阪神の経営者が経営権を放棄して株価を暴落させ村上をギャフンといわせるか、のどちらかになってしまうのでしょうね。

 しかし視点を変えて考えてみれば、村上側が常日頃言うように会社が株主のものであり、株主利益を最大限にさせるのが経営者の努めだ、ということであれば、現在の阪神電鉄の取締役会はその意見に従って、総辞職すればいいんじゃないでしょうか。だって今の取締役会が株主の意思を反映しない取締役会だと判断されたからこそ大株主から取締役会のメンバー入れ替えを提案されているわけですし、すなわちそれが株主の総意と言うことになるわけですから、村上側の論理によれば現経営陣はなんの道義的責任も感じることなく辞任すればよいのではないでしょうか。ずるい村上が喧嘩の相手なのですから、阪神だってずるい手を少しくらい使ってもいいんじゃないでしょうか。

 そうだ、阪神の経営陣が全員総辞職すればいいんですよ。そしたら村上側も慌てますよ~。もしそうなれば村上側は「なんて無責任な経営者なんでしょうか。全く株主のことを考えていない酷い連中です」と声を荒げて批判するんでしょうが、そもそもの原因は村上側が現取締役会を「役立たず」と判断して過半数の入れ替えを要求した結果なのですから現取締役は非難されるいわれなど到底無く、村上側の論理の矛盾が露呈されるだけです。

 そうですよ、そうしましょう。阪神電鉄の現取締役は即刻総辞職しましょう。そうすれば臨時株主総会を開いて新取締役全員の選出をしなきゃいけなくなり、その手続きをとっている間阪神株は大暴落です。そうなれば村上側はもはや自分達の息がかかった取締役の選任と会社経営の支配など全く興味が無くなり、後はいかに損を最小限に抑えるかということしか考えが回らなくなるでしょう。その時に阪急が超安値で阪神株を買いたたき阪神も再び安定経営に、そして村上はファンド投資家と世間から非難ゴウゴウ、これでどうでしょう?甘いかな?(笑)

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当ブログにお越しいただきありがとうございます、税理士のもりりです。のんびりと、時々辛辣に日々感じたいろいろなことを自由に書いていきたいと思います。

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